NEKO美術館 成瀬憲子

ゆめをみました

親子で歩いていますと　これは旅先での話なんですが

向こうの山の麓には立派な家が並んでいます

私たちが見つけたのは手前のうちで　これもちょっとユニークな家に見えます

そこの庭で出会ったこどものなかに　若い男の子がいて　末の息子が彼を見てなつかしそうに

なんとかくんだよね　と聞くのでした　かれはちょっとくびをかしげて　いいえとこたえます

夫がどあをあけて　なかにはいりました　どこかかわったうちのなかです

ここの一家がいるようなんですが　ほかにも数人の女性がいたりして　部屋はいろいろあります

そこにユニークな作品が展示されていて　かんしんします

等身大のねこのおきものがあったり　木でつくったへんてこりんなのがあったり

そのうちテーブルのある部屋に行きます

そこにはまっかなおおきなかがみもちのようなものがでんとあり　ちいさなしろいもちもあります

この部屋は誰かの誕生日祝いの部屋かと思いました　みんなにこにこ笑っています

そのうちトイレの音がして　だれかが入っているのだと思います

私はどこの夢でも　よくといれをさがすのですが　ここにはといれがあり人に聞かなくてもかってにはいればいいのだと　きずくのです　それでも　わたしはきいています

で　みつかって　はいります

外に出てみると　ここのご主人らしき　やせてひげのある男の人が立っています

おとこのこが「りすだよ」としたしそうにいいます　親しそうなのはこの男の子とリスです

おぶさっているリスとやらを私に紹介しています

なんだかリスにしたら　まあるいあたまで　りすにはみえません　

リスはひょいとおりて　こんどは　全身がみえます

がりすにしたらでっかすぎます　でもまあいいやと思いましたが

そういうかわった一族らしき人たちの住む家でした

長かったですかねお客さん

ひさしぶりに旅をした気分です

この絵はね　カワバタエプロンカーディガンの絵のことで　いろいろやっているうちに　いろがみをつかったりもしはじめているのですが　何年も前の絵に色や折り紙を　くわえてみたくなったのです

折り紙や　色鉛筆に刺激されているようです　が　まだその段階です

その過程おもしろいのですが