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そうか
ーせんせい わたしの未来は 明るいですか？
「なに なに
君の足もとを見よ
足もとは ゆれているかい」
ー多少
しかし せんせい 足とはわたしの場合
足は しっぽか えらなのか
「そうか きみのみらいは
多少暗いな」
ーせんせい わたしは えらくなれますか？
「なに なに
胸元を見よ
胸元に 胸毛はあるか？
ー一本もありません
「そうか 一本もないか
わたしと似てるな」
ーせんせい せんせいは 生徒であるわたしに
なにかこう 希望を与える 言葉を
お持ちじゃないですか
「そうか」
ーそうかって
「なにかあったら そうかと
いえ」
ーそうか
＊
この文章 いけるやん
そういうふうに思う時 自分の文章で
いいと思ってるから 何度も同じ事を
書いてるらしいんですよね
人に読んでもらって そうか
と
それは 自分への 他者への
応援歌みたいなものかもしれません
自慢話みたいな
これで 自分を励ましていたんでしょうね
このあいだ
自分は 絵より 文章の方がいけてるかも
そう思ったばかりなのに
そうか
《 2020.04.12 Sun _ わたしでいいですか 》