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あわてる
あわてることが 多くなりました
そういいたいところですが じつは これは そうかなと
息子が 車の中で 「このおもちゃ屋さんで ねばりにねばってさあ
そういうとこ 今も変わらないんだよなあ」そういいます
そういう 自分の性質 ありませんか お客さん
あわてるから そうならないように 前もって おどろくほど前もって
準備をしていたりします
そんなねばる性質で こまったことはあるだろうけど
よかったってことはある？
息子に聞いてみます
「そうやなあ あるかなあ」
そういうのです
わたしは 考えてみといてな といいました
わたしも あわてると よかったこと 考えてみたいと思います
上の絵は１９８７年のものです
「そうか」と つながる景色です
大阪の交野市でのアトリエから ある日 屋根の上に白鷺が
とまっているのがみえたのです
こんなところに 白鷺がいるなんて おかしくない？
そんなできごとでした
しかし 車の行き交う道から 坂を上って 細い道があって
ふみきりのてまえに（ふみきりあったかなあ）源氏池という池が
あるのです そこには白鷺もいたのです このスケッチのようにね
とおくこの地から離れて 何年もしますと 書き残したスケッチから
小さな推理が生まれて来るのです
そういえば わたしは 子育てをしながら あわてて スケッチをしていた訳なんです
ゆっくりスケッチブックを こんなふうにしてあけてみることも
この歳になってですね
あわてることでいいことあったのかなあと 思いますが
あわてないと スケッチは残らなかったでしょうね
もう一度振り返ってみる そんなときをもらえるなんて素敵じゃない？
話は変わりますが
きょうは 朝 車のかぎをあけようとしたら 反応がなく おまけに警告音が
大きな音でなりました びっくりしたのなんのって それであわてつつ
もうひとつのやりかたで かぎをあけたら また警告音
わーっというので息子をよびにいきました
何が原因なの？ ねむそうな顔をして彼は聞きました
も一つ説明になっていないのか 「後で車やさんに行こう な」と
いつもの係の人に電話して 説明を受け 半分わかったので ノートに
書きました
自動鍵の充電を見てもらいに いきました
「途中で車が止まったらこわいから おれついて行くわ」と息子がいってくれて
確かにというので ついてきてもらうことに
あわててるわたしは 途中で 道がわからなくなるのです
車検屋さんとか けっこう続いている道ぞいに あるはずなのです
そこで息子に運転を代わってもらいますが 行き過ぎたような気がして
引き返してもらって でもちがうというので
とうとう電話をして
「あの 道に迷ったんですけど 車検やさんのところより北ですよねえ」
そういうと ありゃりゃーという声が返ってきました
何度も夫と行っているのですから
まだ北だという事が分って 看板を見ながら やっと たどりついたわけです
自動鍵の持ち時間は 約1年 また ノートに書きました
あわてないようにね
《 2020.02.28 Fri _ わたしでいいですか？ 》