NEKO美術館 成瀬憲子

神戸の街で　ドイツのパンのお店やとか　おいしいオムライスのお店やとか

信州の田舎に住んでいると　それらは　ほんとうに　にぎやかな所に見えます

チャップリンも立ち寄った事がある　と写真が出てたなあ

きれいな奥さんとの新婚旅行かな　真珠のネックレスを　奥さんにプレデント

したい　チャップリンは　淀川長治さんにそういう事を耳打ちして　彼は

いい真珠のネックレスを買えたのかなあ

わたしの両親も　神戸にいて　祖父母も神戸に住みました　３人の兄たちも

そこで生まれて　戦争がなかったらわたしも　こういうところで　いたのでしょう

１９９５年の震災で　大変な事になった神戸が　このテレビで見ますと

新しく生まれ変わったというより　相変わらず懐かしい（わたしはちょっと見たことがあるだけですけど）場所に見えます

こうなるまでが　大変な道のりだったのよ　そうですよね

そうそう

自分の描いた物とか　作ったものとか　写した物を

ふりかえってみますとね

多分自分の事だからでしょうが　いろんな立ち寄りたい

そういったものがあるなあ　そう思います

生きている間に　全部に立ち寄りたいと　もくろんでいるのですけど

これをNEKO美術館で　お客さんに見ていただくのは　いい考えです

いくらしゃべっても　いいのだし　

いくらのせても　なんとも言われませんしね

これは　自分の絵はがきのうらに　何年かぶりに

油絵の具を　チューブのおしりから出して（ふたはあかない）

ナイフで　バターのようにのせてみたのです

色は　のせたがさいご　何かに見えたりします

えっ　それだけ？　そうなんですよ