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置くとこ
大きな布にお手玉や 綿の入った大きなものをくっつけたり
長い布を縫い付けたり おもいきったことをやって込ましてた時期がありました
それを てすりにかけて NEKO美術館を一人でやってるんですが
これは このでかくふくらんだところが 巨大なダニに見えない事もないんです
そう思うと 思い切って捨ててしまうか と
ところが もう一人の自分が言うんですね
いや そこのところが アートの醍醐味やん 人の気持ちよくなることばっかしやって
たら いかんわ
そしたらもう一人の私が なるほどなあ これが個性ちゅうもんやんなア
そういうわけで 今年は無事 この作品も消滅することなく いることになりました
あのころは ゴミ拾いが盛んな大阪時代で めずらしいものをひろうと また
大きな布に糸で縫い付けたりして 私がよく言う『置くとこ』なんです
そのときに みつけたものを 『置くところ』『置くこと』
《 2019.10.29 Tue _ ちまたの芸術論 》