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ジット・すーのりこの話

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そんなおはなしです すー・のりこ つづき

こんにちわ
きのうは 彼女のことを 少し話しましたね
きょうは ずいぶん昔の絵が なぜ この画廊にあるのかという話
それは 簡単な話 忘れられて しばらく ねむっていたのが
出て来た そういうことなんですね
しかし そこでおわると なんとも寂しいというか
この白い手袋を見てください 画廊主のこの絵に対するVIP扱い
ジット・のりこ・すーは あらたに ビップ・のりこ・すーということにもなりませんか?

「いやー すごい!」
となったわけなんです
オーナーは 絵に目を近づけて 他のスタッフも呼んできて
「かくれてたんですねえ!」と

このまえ 名画が新たに発見されて おおさわぎになりましたよね
その絵が 本物なのかどうかって 
最初は薄汚れていた絵が 世界の宝になるには どういう運命がかかわっているんでしょうね
ともかく

のりこ・すーは 現在 絵もからだも ちさくちいさくちじまりつつあるようです
しかし この絵を描いた頃は 「絵は 大きく」 というのが 彼女のモットーだったといいます
からだももうすこし ふくらんでいたそうです
『春』というタイトルです
彼女はそのころ 大阪の交野市という ちょっとした田舎に住んでいました
アトリエは夫とシェアして使っていたそうです
窓も家も傾いていましたが 彼女はなぜか楽しかったそうです
なぜかは この次にね

ん 蚊が 軍隊かなんかのように整列している 外のトイレは
ゆうれいよりもこわかったと 彼女は回想しています


《 2019.09.21 Sat  _  ぷれいんぐルーム 》