NEKO美術館 成瀬憲子

３ページの日記　２

そのころは　売れていい絵を描くこと

この売れてというのが　とてもむずかしいんです

そして　義父が近くに住んでいて　退屈そうな顔をしているから

そこも息子としては気になる

しかし　わたしは妊娠中　５人目ともなれば　ふーふーいいながら

家族のご飯作り　洗濯と　忙しいので　むくれているわけなんです

それらをクリアするために　夫は　こう出たというわけなんです

暑い日の味噌汁は　それでも　日本人のせいか　めずらしくつくったせいか

ごはんがすすむのです

話は変わりますがこの写真２枚　この内容とはほとんど関係がありませんね

それもそのはず　とにかく　写真をはりつけて　なんまいも重ねておいて

日記は　それとは関係なく　せっせとあいている所に書いていきました

おもしろいもので　関係ないはずなのに　たとえば　この女性の憂鬱そうな

顔　当時の自分の姿とも　かさなります

真ん中の陶器はふくれっつら

向かって左の少女は　ま　それはいいとして　この陶器の中に　お相撲とりさんがはいっているんですね

どういうこっちゃ

下の写真

これは子どもを描いたのと　もう手遊び流の家や木の絵　もう　なんの意味もありませんがな。

わたしは　内容を気にしながら写真を貼り付けて行くのは　面倒だし

この関係なさそで　ありそなところで遊ぶのが　案外楽しかったんです