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1983 34歳

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三十四歳の日記は 決して おだやかなものではありません
そのころは できごとを そのまま書いてみたいという気持ちが強くて
それも どこかで おおきなおおきなできごとで(自分にとって)
このネガティヴなところが どうも読む気がしなかったんですが
つげ義春の 太宰治(ずっと大宰治とうってたわ)などを読んでると
なんだか 三十四歳のおまえにつきやってやるか とこうなるのでした

朝 おきると 希望を持つのです
なんだか 小学生のようですが
朝 よくしゃべるこどもらが 三十分もしないうちに
学校に行くと 希望をもつのです
あかんぼうをおんぶして 肩がくいこむようだなぁ
そう思いながら この子が寝入ると
おんぶから解放されて 急に肩がかるくなると
希望を持つのです
こどもらを 一日何枚かスケッチできたら
一年で 何枚にもなるなと
希望を持つのです
お茶碗を洗いながら きょうは洗い物まで
手を回されへんやろなあと 思ってたのに
もうこれだけ洗えているわと
希望を持つのです
一歳に なろうかという子が おっぱいを飲んでるのを
上の子は2歳まで飲んでいたなあと
希望を持つのです
朝から晩まで こうやって
希望を あっちにおいたりこっちにおいたりしながら
そんな日は ましな 自分だと思います

上の写真は これが つげ義春もびっくりの
かくし絵なんです ばあさんはさっと 布をかけて
おへそぐらいなら というので やってみますと
何だか位置が上過ぎて
そのうち 人という 枝がおちてたので
おいてみたというわけです
お客さん そこ笑うとこじゃないでっせ
笑うとこか
《 2018.07.31 Tue  _  これくしょん 》