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むしのみりょく

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「いまもり すぐ忘れるからなあ みつまさ は亡くなった義父のなまえ
んんっと みつひこかもしれない あってたらいいなあ」
「おとうさん(夫)あの天然の庭を やってるカメラマンの人 だれやっけ?」
「ええっとなあ あの人なあ」
「いまもり みつひこやったかなあ でてこない ああ 」
「どっかで見たことある顔やなあ この人」
「いるよね いるんだけどなあ」
「あっ やっぱり この人は いまもり みつひこさんだ ほら この番組で
そう言ったよね いまむらみつひこさんって」
そんな夫と私の会話は 日常です
『家の庭でいいのだな』NEKO美術館 で「今森 光彦」って打ちましたよね
これが とても大事なんだなあ まちがってるかもしれないけどって そのまま

ビデオで撮っていたので つづきをみますと「出てきた!」というのでね
人の名前が つい最近テレビに出てきた人の名前が なかなか出て来なくて
しかし「出てきた!」これが うれしい話だなんて
お客さん 特に若いお客さん 笑ってしまうでしょ

長くなってしまったなあ すみません
一枚の「おじゃみ」これと駄菓子屋さんの袋のことにいきますね 
 アトリエに おじゃみをさがしに 
こうすることが わたしの もっかの 理想の仕事なんですから

絵はずいぶんまえに 忘れてしまうほど前に 自分で描きました
これは 関連性があるかなあ
たしかきのう 
「油絵の具で こんど色を塗る時は 正直になろう
油絵の具は 色が出る割には音がしない 音がしないことのために
画面を ぬってみよう 絵を 描こうとすると 描きたいものがないから
そのせいで 面白くなくなるのだから」

この現象が この絵にもあります
「ふくろがあるから 何か描かなきゃ 描きたいこと無いけど」
ところが 忘れるほど年月がたつと なんだか 許せるのです
この絵に 深い意味なんて かけらもないけど 女の子はりぼんで ちょっとおすまし
男の子はきりりとくちをとじてまゆげはこい
二人は木の葉をお昼ご飯に食べる予定
ゆるすと こんなに 書けるんです
その日は いいてんき

おじゃみ 虫が穴を開けてるなあ
考えてみれば この小さな穴が このむしが おじゃみの中身に(なになのかしら)
たどりつくための ちょうどの大きさなんだな
無駄がないというのか
しかし わたしはというと どうしても のぞけないのよ

《 2018.05.04 Fri  _  ちまたの芸術論 》