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やばいとき

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物作り報告書 NEKO美術館発 

「みなさん 真面目にものを作ってはいけません」
そういう星に 生まれたわたしは ゴム式ペンダントに
とりかかりました。
最近 パンツのゴム なんてことば あまり聞きませんですね
第一 パンツのゴムはプチンと切れることもある そのことさえも
知らない人がいるかもしれない。
でも いま話そうとしていることは そういうことじゃなっくって
そのパンツのゴムのように平でも まるくても 白色でも 太くても
ゴム式ペンダントには あわないということを 申し上げたいのです。
そいじゃあ どういうゴムかと申しますと そうそう そういうゴム。
説明できなくなったのでね。

このペンダントをしている人は 地球中に何人いるかな。
一人か二人かも。
いや千人以上かも。 
私が 毎日とっかえひっかえしてるから そういうことになりますね。
でね これは一見 何よりも目立たないのです 本当は めだってめだって
大変なのにね。

どうしてか 聞きたい?
目立たなくて 目立つ人 いますよね。
目立たなくて 目立つもの どんなものかなあ。

ま いいですけど のびることはたしか

いっときますけど かのローマ法王だって
そこらへんで 荷物乗せて歩いてる ろばだって
真っ黒い羽のからすだって
21歳のネコだって
みーんな 似合わない そのペンダント

「あっ ロバがペンダントしてる」
そんなことだれもいいませんよ
だから 美術館で展示することを あきらめたんです。

連続テレビドラマ「陸王」見てましたよ 
みなさんはどうですか だれだっけ マラソンランナーの
だれだっけなあ。 役所広司は すぐ出てくるんだけどね。
「がんばってみよう 私も」なんてこと思いませんでしたか?
でも こういう時が一番 やばいときなんです 
どうしてかって?
いっしょに 高く強く盛り上がってるから あのドラマと

で 日常に戻ったとき こまるんです
でも ただこまるだけだと いやですよね
「よし やってみよう!」と思った事柄を
このように 言葉と写真でやってみるんです。

そしたらね これが 大したことないんだなあ
ここで 俳句を一つと言いたいところだけど
「やばいとき」NEKO美術館 
これ続けられそうですね 



《 2017.12.25 Mon  _  わたしでいいですか? 》