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生きるとは

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「生きるとは自分の物語を作ること」 考える 新潮社 2008

河合隼雄 小川洋子 対談

「死」への思い、「個」への執着 つづき

小川 一方で、『源氏』は、ほとんど失恋、出家、失恋、出家の物語です。出家ということが身近にある時代だった。つまりそれだけ、死の世界が日常生活にものすごく近くて、一歩踏み出せば行けるっていう感覚だったんでしょうね。
河合 むしろそっちが大事で、行く準備をしてちゃんと行くということがあった。考えたら、生きている時間よりも死んでからの方がよっぽど長い。ところが出家をしようと思うけれども、この世の絆で(ほだし)なかなか出来ない。絆しいというのは、いまの絆ですね。今は「親子の絆」とか「絆」はプラスのイメージになっているけれど、あの頃はむしろマイナスの物だった。この間そういうことを書いたんです。今の若者は、親子の中途半端な絆によってなかなか家でが出来ないと。昔はこの絆しによって出家が出来なかった。だけど人間はやっぱりどこかで家を出ないかんわけです。出家というのは、この世の家を出るわけですから、すごいことです。
小川 究極の家出ですね。

***

出家 なんですか 子供が親元を出るのも出家なんですか。
いやはや痛い話です。
『源氏物語』のころは 出家とか死の世界が 日常生活にものすごく近かったんですね。
時代の雰囲気。それなりの心の準備がちゃんとできていたんですね。
ん ゆるいなあ 私も子供も。


のりこびっちの今日の出し物はね あれ これは何だ? 
サマーヤーンでぼうしを編んだのは何年前だったのかなあ。これの上に恐竜と鳥がいる。
きのう「恐竜図鑑」を見ていたんです。これはずいぶん前の写真ですから シンクロニシティー(たいしたあことないですけどね)
前に「つのぜみ」が「すごいアーチストや」なんてこと言いませんでしたっけ?
恐竜はでかいですけど 敵にやられないため つのやとげを 工夫して長い間に 背中やらあごのところに しっぽに つけていたんですね。ファッションみたいに いろんなカタチのとげやつの。で 恐竜がなんで何億年もいたのに いなくなったのかは わたしの知るかぎりでは外からのいん石が地球にぶつかって それが空をおおい 死を招いたとありましたが 今はまた違った説もあるんですね。 それは 地球の内部で吹き出した火山噴火です。またゆっくりお話ししましょうね。 孫恐竜がやってくるんです はい。
《 2017.08.22 Tue  _  1ぺーじ 》