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ピカソとその周辺

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「ピカソとその周辺」 フエルナンド・オリヴィエ著 佐藤義詮訳

黒人と写真 つづき

 立体派を明確に簡潔に理論づけるのを、私が聞いたただ一人の人は、エリック・サティーだった。だが、私がサティーを知ったのは彼が死ぬ数年前のことだったから、これもずっと後になってからのことだった。
 もし彼が立体派について書いていたら、彼だけが容易にこれを理解させることができたであろうが、これとて、無論立体派に関係があった画家たちは否定したであろうような書き方だったことと思われる。それは明らかすぎることだったと思う。バスラーはこの時代のことを書いても、必ずしもそれを真面目に取り扱ってはいない。彼の著書は、彼が必ずしも隠しおおせない気まずさを感じさせるような、間違った短い思い出で綴られている。彼はある画家たちには、頑迷で、不公平であり、自分の役割である画商たちには同情的であって、絶対的に誠実であるためには是非語らなければならないことを、しばしば素通りしている。ひとは、ある場合には、利口で偏皮なだけではいけないと思う。

***

立体派 どういうのをいうのかな。
上の私の作品は 一枚の絵と きりぬいたものを コラヴォレーションしているのかな。
これピカソさん 立体派ですか? 平面よりちょっと浮いているだけですけど。
こういうやりかたは いまでは よくあるはなしですけれども あの時代は
平面に 新聞などを貼り付けるということでも めずらしいことだったのかなあ。
彫刻は立体 絵は平面 平面に何かを貼り付けるなんて 邪道だったのかな

画家たちは 絵の内容については 考えを凝らしたけれども それはあくまでも
平面だったの? ピカソは新聞紙を貼り付けても それは絵としての表現だったんですね。
《 2017.07.19 Wed  _  コラボレーション 》