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おたより

スキャン2962.jpegふあさんからのおたよりのつづきです。

「母のかいていたこと」

「あのゆがみやゴテゴテ感に『すごい芸術!』と思いはじめたのは 父が亡くなってからです。」

「ガウディーのグエル公園のような父の作ったお風呂。兄がこのあいだ『そのおふろはのり子のために作ったんだよ』」

「そうかああっちにはお姉ちゃんがいるのか。こまったときとかさびしいときはいっしょに手をつないで歩こう』そう思うことがありますよ。」

印象的だったものを書きだしてみました。

***

ふあさん 「母がかいていたこと」読んでくださいましてありがとうございます。
もう一度 読み返してみました。忘れてしまうからです。
読み返してみると兄弟の所を鏡台と打ってたり もう一度確かめなくてはね。
私はこうして親や兄のことを書いたりすると コピーして兄に送ります。いつも聞いては忘れるのですが 81だとおもいます。
私達が住んでいた家は 今はありませんが 思い出はのこっています。ひとつひもをひっぱれば するすると 出てきますね。

私はよく「4人兄弟です」と人に言っていたのですが あるとき母がそれを聞いていて
「5人兄弟です」と言いました。親にとっては あかちゃんのときに死んでしまった子供は たしかに生まれた子供です。父はその話を 思い出すのも悲しい感じで いやがりましたが 母はまるでひとつの物語のようにくわしく 何度も話しました。
このまえ新聞で本の広告のみだしで 「10歳までに亡くなった子供は、母親とともにこの世で過ごす」とありました。なんか 母はあんなに物語り 悲しんだのに ずっとそばにいたのかよと 思いましたよ。母から聞いた姉の話は 本当に美しい物語でした。


《 2017.06.08 Thu  _  おたより 》