who am ?I

PAGE TOP

  • 04
  • 29

ピカソとその周辺

「ピカソとその周辺」フエルナンド・オリヴィエ つづき

セレにて

 セレでは、ピカソはスペインのような生活をして、昼間は終日仕事をして、夜になるとカフェへ行ったり、そこに家を持っていたマノロやアヴィランのところへ出かけるのだった。
 彼は広大な公園の中央にある大きな建物の二階を借りていたが、広い部屋が三、四室あって、その中の一室を画室にしていた。
 ブラックも一度来たことがあった。その前年には、カタロニヤの小漁港カダケスに来ていたドランが、休暇中のピカソに会いに来た。
 ピカソとドランは、それぞれ夫人同伴で、バルセロナに行った。彼らはそこで、白葡萄酒を大いに飲んだものだが、ドランは特にそれが好きだった。
 彼は港近くの居酒屋をひいきにしたが、その店ではハムは食べ放題だったものの、とても塩辛くて、どの客も沢山は食べられなかった。彼らはその店で、ある晩ちょっとしたいやがらせをした。
 私はまたある市の日に、彼らがフィゲラまで同じような遠足をした時のことを覚えている。この土地でドランの興味を惹いたのは、どぎつい調子の奇抜なネクタイだけだったが、彼はそれを買い、その後しばらくの間それを得意がっていた。

***

ここではとくに私には読んでいる以上のことはなく ピカソの妻は この時はオリヴィエだったのかな ぐらいのこと。 ピカソは妻や愛人がけっこういたので ついこの「夫人同伴」のところが気になるのです。 昼間絵を描き 夜は飲みに行く。ピカソの生活って女も仕事もいろんな仲間と飲みに行くことも みんなピカソの計画の一つのようですが。
オリヴィエは そんな人たちの特徴を その場所の様子を よくとらえていませんか?
《 2017.04.29 Sat  _  1ぺーじ 》