「ナマリの兵隊」 文ハンス・アンデルセン 岩波書店
つづき
あくる朝、女中が肺をかきだしたとき、ストーブのなかには、小さなハートがたの、
ナマリのかたまりがのこっていました。
踊り子のほうも、スカーフのかざりがのこっているだけで、それも炭のように、まっ黒こげになっていました。
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これで「ナマリの兵隊」はおしまいです。
この絵は 若い頃 この「ナマリの兵隊」を読んで 描きました。
記憶では「鈴の兵隊」だったと思います。 どこでかんちがいしていたのか。
この場面は 2人のこどもに 新聞紙の舟にのせられて
流されて行くところですね。
わたしは きっとナマリの兵隊が 不安だったんだろうなと
思ってこんな風に描いたんだと思います。
昔の絵が出てきたことも うれしい出会いでしたね。
あれ!この絵新聞紙のふねがたてじゃいけませんよ。横にしてみて下さいね。