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もうはしれません

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昔の声 NEKO美術館発

なにやってんの
昔をよびもどす会よ

材料 テープレコーダー
中身 40歳の私たちの声 10代のこどもの声 そこにいた猫なんぞの声

たとえば 「お母さん歌うよ」「ああ」「♪....」
あの頃の声 昔の声
いいねえ なつかしいよ

亡くなってしまった人たちの声
ちょっと こわいかな
でも ねこのムラカミ記者の声は いいこえだったよ

どーぞ そこにおかけください

***

ミッキーマウス学習帳 じゆうちょう 白文字
そんなノートがあります
そこが この話の場所です

今 使わなくなった 音のなるもの それは結構あるんです
レコード テープ ビデオ まだありますかね
そんなものが 使えなくなって わたしはしばらく 抵抗しています
でも そのうち あきらめるんです
次に行かない場合もあります そうそうカメラだって デジカメに移ることはありません

戦後生まれの私が どれだけのものの変化に あぜんとしたことか
だって それらは 自分の生きている間位は 大丈夫だろうと思っていましたからね

その物たちと バイバイする前に一度なりとも 聞いておきたいと思いました
それでテープをライジカセ(わかりますかこのことば?)でテープの所に入れました
ところが4つあるテープを入れる所のついた その機具たちは 動かなかったり
動いても 音が出なかったり たまにでても妙にゆっくりだったり
ということは 昔の声は 私が未来のためにとっておいた声は 聞けないわけ?

風の音とか私の少し若いときの声とか 咳がとまらなかったときの声とか
無理せずに のりこ 童謡を唱う とか。
森のなかにいって とった鳥の声とか

そんなに はやく 走ってどうするんです?
テープがゆっくり休憩とっている間に 


 
《 2017.04.07 Fri  _  わたしでいいですか? 》