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ナマリの兵隊

「ナマリの兵隊」 ハンス・アンデルセン 岩波書店

つづき

 テーブルの上には、まだほかにも、いろんなおもちゃが、いっぱい、ならんでいました。なかでも、一ばん、目をひくのは、きれいな、紙のお城でした。
 小さなまどからは、なかのへやが、すっかり見えました。お城のまえには、ちいさなかがみをかこんで、かわいい木がたっていました。このかがみは、池のつもりなのです。そしてその上には、ろうざいくの白鳥がうかんで、水にうつる、じぶんのすがたをながめていました。 
 なにもかも、とてもきれいでした。けれども、一ばんきれいなのは、お城の入り口に立っている、かわいいむすめでした。
 そのむすめも、やはり、紙をきりぬいてつくったものでしたが、とびきり上等の、モスリンのスカートをはいていました。そして、青くぬった、ほそいきれを、スカーフのように、かたにかけていました。そのきれのまんなかには、かおくらいもある、大きなきらきらしたかざりが、ついていました。
 そのむすめは、バレエの踊り子でした。りよう手をあげて、かた足をとても高くあげていました。あんまり高くあげているので、ナマリの兵隊には、それが見えないくらいでした。それで、そのむすめもやはり、一本足なんだろうとおもいました。

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「そのむすめは、バレエの踊り子でした。りょう手をあげて、かた足をとても高くあげていました。あんまり高くあげているので、ナマリの兵隊には、それが見えないくらいでした。それで、そのむすめもやはり、一本足なんだろうとおもいました。」

なるほどなるほど。
きれいな紙のお城 まどからはなかのへやが すっかり見える そうなんですね。
池のつもりのかがみ そこにろうざいくの白鳥 うまいぐあいですねえ。
うなずきながら さし絵を見たり よんでいます
おぼえていないからです

みなさんのなかには こんな世界を 作ってみる人が いるのかも
 
《 2017.03.22 Wed  _  1ぺーじ 》