「ナマリの兵隊」ハンス・アンデルセン 光吉夏弥訳 岩波書店 1978
つづき
その子は、さっそく、テーブルのうえに、ナマリの兵隊をならべました。
どの兵隊も、そっくりおなじでしたが、ひとつだけ、ほかのと、ちょっとちがっていました。
その兵隊は、一本足でした。いちばんしまいに、いがたにいれられたので、ナマリがたりなかったのです。
それでも、その兵隊は、ほかの二本足の兵隊とおなじように、しっかり、一本足で立っていました。
さて、これから、わたしがお話ししようとおもうのは、この一本足の兵隊のことなのです。
つづく
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「その兵隊は、一本足でした。いちばんしまいに、いがたにいれられたので、ナマリがたりなかったのです。」
そーだったのかー!ナマリがたりなくて 一本足だったんですね。