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シューマン

「音楽と文化」河上徹太郎 創元社 昭和13年

シューマン つづき

 その頃彼の浪漫的な心に2人の女性が姿を映じていた。一人はエルネスティーヌ・フォン・フリッケンというウイークの内弟子であり、一人はクララ・ウイークである。しかもこの2人の女性は浪漫的な劇などによく見られる典型的な対照をなした存在であった。
エルネスティーヌは快活で親切で男の心をすぐ捕らえる女性、クララは内気で理知的で心の奥深くにのみ堅い熱情を蔵している女性、かくしてこの劇がやがて後者の久遠(永遠)の女性に最後の勝利者としての役が振られることは、よくある筋書き通りだ。

***

シューマン このかげりのある肖像が遺されている この音楽家はエルネスティーヌ・フォン・フリッケンとつきあっていたんですね。
それがクララといっしょになる。内気で理知的で心の奥深くにのみ堅い情熱を蔵している女性。
かたやこの長い名前のフリッケンは快活で親切で男の心をすぐ捕らえる女性。

若い皆さんは 女性は快活で親切で男の心をすぐ捕らえる女性になることに 力を注いではいませんか?(笑い)

ま ここは長い名前のフリッケンとクララとシューマンの話
次回では そこらへんのところを この本で読ませていただきます はい。
 
《 2017.03.04 Sat  _  1ぺーじ 》