NEKO美術館 成瀬憲子

年末にでてきたもの　２０１６　１２月

年末になりました

こんな私でも　ちょこっと　ものに空気を入れたくなったりして

で　「ご馳走の手帳」という暮しの手帖の別冊を開けて見ました

１９９１年のものです

ごちそうか　できそうにないな　そう思った私ですが

とりあえず

そうか　本なんだ　これは

みるだけだと　できるできないに関係ないじゃないか

で　さいしょにカキの料理が出てきました

生ガキはあぶないな　でも　みんなと生ガキをレモンしぼって食べたことがあるな

あのときの「ごちそうを食べてみる会」みたいなので　いつものメンバーで　フランス料理に出てきそうなのを　いろいろ　食べました

そしたら　帰ってから　「あなた　だいじょうぶだった？」という電話がかかってきたのです

つまり　カキにあたらなかった人が３人位だったのかな

そのなかの２人が私たち夫婦だったのです

「えっ　私たちそんなに丈夫なの？」とあのとき自分たちのことだけど驚きましたね

だって　いつもへなへなだからです

でも　たまたまはずれただけで　今度はわからないから　この料理はパスしましょうか

貝の高級品　あわびとか　カラスガイとかきれいにもりつけてあって

おいしそう

そうかべつに　いま食べなきゃならないってことはないのです

料理の本は　つい　よこにしまい込むことが多い私です

どこかさけてるんですよね

見るだけで　充分楽しいじゃないですか

あれ　年末に出てきた料理の本

上の写真とはまったく関係がありませんよ

これはね　こどもが小学生の時に描いた　「日本」です

いもむしもびっくり

でも　私はこういう日本をとにかく描いたこどもにつづいて

いま自分も　日本を描けるかなぁと心配になってきました

わかってるんだけど　わからないことって日本地図かも

私たち親子は夫を除いて　けっこうこういうことで　知らないことが

あります

で　夫にテストされると　できなかったり　いえなかったり

ね　料理の本のことは　書き過ぎましたよね

もうひとつ　そんなこと書いてもいいですか？

毎年　１２月になると「かまぼこ」をいただくんです

おかずが少ない　この家では　むしゃむしゃすぐに食べてしまうんです

で本当の年末　お店にかまぼこがならびはじめると

かまぼこって高いんだなぁ　お正月用だからなぁ

そう思って　買おうか買うまいかうろうろするんです

そのとき　あのえびやごぼういりの立派なかまぼこを

なぜ　のこしておかなかったんだ

そう心底後悔するのです

そう　頭のなかも　総括しているところです