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ゆきんこ物語

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けらけら笑う雪  2016 12月 NEKO美術館発

テープに入っているものを そうじのときに
再び聞いてみようと 思いました

かって 私は ラジカセについているテープ機能を
よろこんで使っていました
たとえば エンヤの歌ってるのとか
けっこう きれいにとれています

だけど 自分の声や子どもたちの声は
どうもはっきり聞こえません
ちょっとした笑い声だとか 私のガラガラ声
娘の小さな声 「いばら姫」をよんでみようとしていたのです
それはテープ入れにそうかいてあるからなんです

だいぶまえのことです
これは私の夢だったんです
「おちついて はっきりとした発音で まるでアナウンサーか俳優のように
語る」
それは小学生のときも 中学生のときも 高校生のときも 大人になっても
そういうことができなかったからです

テープに自分の声を吹き込むと ゆっくりしゃべれてるか わかるでしょう?
何度も練習したら うまくなるでしょう?
で やってみますと 同じ練習で本番がないと これがたいくつなんだなぁ
だから ときには子供とはなしてみたり これはかなり無理矢理にですが
だから 子供もつい小さなこえになって この非日常に耐える声なのでしょう

かといって 私は何度もマイクに向かってしゃべってきたので 声が疲れているのか
ガラガラ声です
そうなると 発音については まるで まるではありませんね
子供を緊張させたのも よくなかった
で 何が残ったのかというと 声
鳥だって われわれは その発音とは言いませんよね
鳥の声 こういうふうに言います

なんの話でしたっけ?

ふふふ(気味が悪いなぁ)上の写真はね 雪女の娘の「ゆきんこ」
このゆきんこも やがて大人になりますと
吹雪の日に 子供をさらって行く雪女になるのです

えっ 年の瀬に そんなコワイ話はするな
そうですよね

いつものように とびましょう 別のところに

オスのかえるが たまごをハチから護る姿をテレビで見ました
メスはどこいったんかなぁ ですが そのかえるは背中をたまごに似せて
ハチが間違えて自分のところに来ると ぱっと足で払いのけるんです
かえるはぱっと足をのばすと これがあんがいながーいんだな
で はらいのける威力は みかけより強いのか やってくるはちは一匹じゃないのですが
手や足で払いのけていましたよ

もうひとつは 野草と言うのか たんぽぽやれんげや彼岸花を その季節ごとに共に育っている植物を ひがな新聞紙にこしかけて描き続けている 絵本作家の女性
草を求めて その変化をキャッチ 「こいつはねえ」 なんてこといいながら まるで人にはなすように 見つめながら描いていました
私たちは 「草」と一言で片づけてしまいますが いろんな攻防戦があったり 人に刈り取られたり いろんなことがあるんですね
まるで 生きものみたい 
実は生きものなのに 動いてるところを見てないからってね
これも テレビで仕入れました

しかし話はもどりますが このゆきんこ 何処で手に入れたんでしたっけ?

で しっかり おちついてしゃべる練習は しばらく休憩しているうちに
年取ってしまって こんどは ...

ま これで おわりというわけでもないでしょう
えっ もういいかげんおわりにしてほしい?
みなさまも おちついて ぬかりなく しゃべってくださいね





《 2016.12.26 Mon  _  これくしょん 》