カワバタエプロンのエプロン 2016
このエプロンが届いた時
「パパラギ」という本のことを思いました
ーはじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集ーとあります
44ページを開いてみましょうか
彼は患い、とり憑かれている。だから心は丸い金属と重たい紙に執着し、決して満足せず、できる限りたくさん強奪しようとして飽くことがない。「私はこの世に来たときと同じように、不平も不正もなく、またこの世から出てゆきたい。大いなる心は私たちを、丸い金属、重たい紙なしに、この世に送ってくださったのだから」などとは、彼は考えることができない。こう考えるのはごく少数の人だ。大多数は病気のまま、心は決して健やかになることなく、たくさんのお金をさずけてくれる自分のちからを楽しんでいる。彼らは熱帯雨の中で腐ったくだもののように、尊大さの中で膨れ上がっている。
これはほんの一部分ですが サモアというところにやってきたパパラギは「白人のこと
見知らぬ人のこと」をさすそうです
きっと 昔 ここにやってきて 丸いお金のために重い紙のために そこの人々にひどいことをしたんでしょうね。これを読んでると こういうお金というものを持ち始めて 人間は 欲ばりになってしまったんだなぁと 思い知らされます
あまりにも すっぽんぽんで生まれてきた赤ちゃんから やがて 人間はいろんなものを付け続けてきたのですけれども そんなことが日常になりますと すっかり忘れてしまっていますね
そんなことを気づかさせてくれる本です。
カワバタエプロンのこの模様は さて サモアを想像する私ですが
そうだ きのう百円玉 ひろった
さっそく おいたところに 走りかける 私です