who am ?I

PAGE TOP

  • 10
  • 08

にっぽん

スキャン2546.jpeg
わたしが選ぶ日本遺産  芸術新潮 2010

創刊60周年記念特大号とありました。
わたしはあんまり 日本にべたーとはりついていたせいか 日本に憶い出はいっぱいあっても あこがれというものが もひとつ出て来ないようなんです。
で きのうテレビみたのが明治に岡倉天心という人がいて この東京の芸術大学の学長さんは日本はヨーロッパ諸国にすべてついていかなあかんほど アホな国やない みたいなことを言われたそうですね。ちがうか 日本の仏像は ええと 文化遺産だっていったの? 何ごとも忘れるわたしです。
明治になって 廃仏毀釈といって 神社が中心になって 仏教 仏像 仏堂などが邪険に扱われるようになったんですね。日本のものが あぶないときが あったんですね。
円空だってなんだって どこをさわってみても 仏像にふれないものは ないのにですね。円空?いえねわたしは円空のファンなんですよ。
 仏像を海に放り投げたりしてしまったときがあったんですね。「ね」が多いなぁ。

「わたしが選ぶ日本遺産」とどう関係があるの?というところですが どうしたらいいかな。

わたしの人生振り返ってみますと ゴッホやルノアールやモヂリアニやかたっぱしから遠くの画家たちにかたむいています。ミルクのみ人形だって 日本人形なんかではありません。 ダッコちゃんだって 自分のかいてきたイラストだってなんだってね。

ときに危機感は感じましたよ。眉毛を濃くしたり 和服を着せてみたりのイラスト。
でも 無理があったんだなぁ。

冨士山だって夫のようにてばなしでは感激でしません。桜の季節になると 桜を見に行こうとさわぎだす夫にどこかふしぎなほどわたしは さめているのですよ。 うきうきはしないのです。

だからこの2009年に出された本は家にあっても 手に取らなかったでしょう。表紙は青空に冨士山ですもの。

2009年は7年前 わたしは60歳でした。まだフリーマーケットに走ってましたね。
そんな元気のあるころは この本は手に取らなかったと思います。

で いまはあまり元気がないんです。 ネガチブ(発音可笑しいですか)だし。

この本はね いろんな人が日本のご自分の好きな所を紹介しています。冨士山って万葉集にものってるんですね。そんなむかしからあるんだ からはじまって。
結構素直にこのわたしが力なくもうなずくのです。
日本の皇室 赤瀬川原平さんが書いています。ふむふむ。
水俣の海 あの汚染された海 いまも苦しむ人たち でもかってここほど美しい海の風景はなかったのですね。
などと読み進んでいきますと 案外いけるんですよ。
 たしかに白人は足も長いし鼻も高い これで負けたといいそうだけど 自分たちがえらいと思い込んでるあちゃらの人も おかしいし 日本人のわたしがあちゃらさんより劣ってると考えるのもおかしいよね。 それはそれ わたしがゴーギャンやゴッホが好きなのもそれはそれ。 だいたいこの本と外国と知らず知らずのうちに比較したりするわたしがおかしいわ。だれもたのんでいないのにね。 あとはどう続ければいいんやろなぁ。

あっ この絵 なんか変にリアルでしょう?松尾和子 知ってる?昔描いた絵。
日本遺産よ わたしの(笑)




《 2016.10.08 Sat  _   》