who am ?I

PAGE TOP

  • 09
  • 20

ブロンテ姉妹

「ブロンテ姉妹」その知られざる実像を求めて 中岡洋 

絵画

 シャーロットはロウ・ヘッド・スクールに入学する以前すでに視力を弱くしていた。シャーロットが本を読むとき頭を本に近づけすぎているので、教師が頭を上げるようにいうと本もいっしょに上がってきたというほど近眼であった。シャーロットが近眼になったのは1820年代から30年代にかけてはやった「年鑑」「クリスマス・ブック」などの、クリスマス期のプレゼント用の本に掲載されている美人画、風景画の版画を模写するという習慣によるものである。
 ギャスケルがシャーロットの絵を見て「彼女がどのようにして綿密な観察と原因・結果の忍耐づよい分析の習慣を早くから身につけてきたかがよくわかる。そうして習慣は彼女の天才に仕える待女として後半生に非常によく役立った」(『シャーロット・ブロンテの生涯』第五章)と書いているように、とくに『ジェイン・エア』においては絵画的描写が見られる。
 興味深いことにヴァン・ゴッホ(1853−90)はエミリ・ブロンテとシャーロット・ブロンテの絵について「造形様式にハーコマー(1849−1914)、あるいはフィルズ(1844−1927)、あるいはイスラエルス(1824−1911)と同じように創造力がある」と評価している。ブロンテ姉妹は中流階級の女子の嗜み(たしなみ)の一つとして絵画を勉強していたにすぎないが、精進すれば偉大な画家になっていたかもしれない。

***

台風近し。ここに書いてある通りですが(省略するのはかみなりがこわいからです)できればどんな絵だったのか 見てみたいものですね。しかしなにもかもうまくできるなんて
そりゃぁ といいかけてしまいました。

ヴァン・ゴッホがエミリ・ブロンテとシャーロット・ブロンテの絵について
「造形様式にハーコマー、あるいはフィルズ あるいはイスラエルスと同じように創造力がある」といってるんですね。残念ながらその画家たちの名前をまったく知らないのが哀しいなぁ。ヴァン・ゴッホがここに出てきたのは どうして?というぐらいゴッホのことは知っていますが。どうして彼は このブロンテ姉妹の絵にそんなに感心したんだろう?

さいならさいなら
《 2016.09.20 Tue  _  1ぺーじ 》