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フランク

音楽と文化 河上徹太郎著 創元社 昭和13年 続きです。

フランク

 思うに協会のこの謝辞は掛け値なしにフランクに値したのである。彼はその一生をオルガンのために捧げたとはいえ、晩年にあの驚異と神秘に満ちたピアノ曲の数々を作ったのは、すなわちフランス音楽がラモオやクープランの時代に独創的な、繊細なクラプサン曲をうみながら、長らくドイツ流のソナタに押されていたのに対する、「国民的」な反抗だということが、否定され得ないのである。かくして形こそ異なれ、この精神がドビュッシーに伝わって、あの絢爛たるフランス近代ピアノ音楽の開花期が到来したのであった。


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7月12日以来のつづきですから なんのこっちゃらですね。わたしでさえ はっきりしません。しかしフランクというピアノ曲を作った人がいて この人がドイツに押され気味だったフランス音楽がドビュッシーなどのところまで伝わっていくという話でした。 フランス近代ピアノ音楽の開花期が到来したそのかげにはこういう人がいたんですね。 そんな目立たないけど(?)なかなかの人だったという事で。フランクはこれでおわりですよ。

さいならさいなら
《 2016.07.28 Thu  _  1ぺーじ 》