who am ?I

PAGE TOP

  • 07
  • 24

ミヒャエル・エンデ

スキャン2349.jpeg
「ものがたりの余白」エンデが最後に話したこと ミヒャエルエンデ 田村都志夫(聞き手)

エンデ(『エンデのメモ箱』)にアンドレ・ブルトンの方法による「おしゃべり機械」という文章があります。アンドレ・ブルトンというのは、フランスのシュールリアリストのひとりです。
 ブルトンは自動記述といわれる方法を考えだしました。かれらは、ときにはドラッグの影響下で、この方法を行ったこともあるらしいのですが、よくわからない。しかし、ただ、そこに座って、考えることなく、書いてみる、それも一切の批判的な反省なしに、あくまでも次に思い浮かぶ言葉を書くわけです。それをわたしもやってみたことがあり、そこでできあがったのがこれ(「おしゃべり機械」)なんです。出てくる言葉だけを(書き取るのですが)ーなかには、なかなか興味深い隠喩も生まれますよ。「おまえからわたしヘ巣をかける蜘蛛もない」なんて、とてもいい隠喩だと思うけれど、でも、全体をみれば、そこに出てくるのはもちろん「おしゃべり」のようなものです。
 それに比べて、「スタンの夜の歌」(『エンデのメモ箱』所収)はどうでしょう。これも楽しい不思議なお話ですね。

***

「ただ、そこに座って、考えることなく、書いてみる、それも一切の批判的な反省なしに、あくまでも次に浮かぶ言葉を書くわけです」

いいですねぇ。わたしもよくやります。案内状のハガキの残りとか ノートになどに。
一切の反省なしにというのも。これはとても面白いのです。あんまりたくさんたまったので 友だちに送った事があります。彼女はご主人を長い闘病生活の後亡くしました。
わたしにできることは 何があるのかなぁ と考えてこのハガキの束を ハガキの入る額つきで送ったのです。どうかなぁと思いましたが 後でよかったと言ってくれました。

なぜこんなはなしになったんでしたっけ?
そうそう「あそび」についてエンデの話を読んだ後のことですね。

さて今日もわたしの「あそび」を最初におきました。
これは偶然できたものですが びんのふたは金属でできています。
この首のような所は じしゃくです 五個ぐらいあるかな。そのうえに鈴をのせました。
これは何年も前からこのかっこうです。ときにわたしのいないときにくびをふったりして「りんりん」と音がするんじゃないかと(笑)よく見れば愛嬌があるのです。
向かって右手にあるのは 孫がけん玉遊びとして作ったものだそうです。
これもなかなか面白いのです。2人はまるで話をしているようでしょう。
ものをおくと なにかが生まれるのです。写真に写すと 世界ができると思います。

さいならさいなら




《 2016.07.24 Sun  _  1ぺーじ 》