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ブロンテ姉妹

『ブロンテ姉妹』中岡洋 NHKカルチャーアワー2008の続きです。

ソーントンでの幸福

 ソーントンでのブロンテ家は、村人たちとの心温まる交流と子どもたちの賑やかな笑い声によって、神に祝福された日々を重ねることができた。とくに近所に住むファース家なくしてブロンテ家の幸福はなかったであろう。ファース家のなかでもとくに娘エリザベスは献身的にブロンテ家の面倒をよくみてくれた。これらの事実は断片ながらエリザベスが残した日誌によって知ることができる。エリザベスはブロンテ家がソーントンへ引っ越して来たとき、親戚のウオーカー家へ行っていて留守であったが、日誌には「5月19日(金)、ミスター・ブロンテがソーントンに引っ越してきた」と記している。
 エリザベスは親戚の家から「6月6日(火)夕方帰宅」すると、「6月7日(水)、ミスター・ブロンテの家をお訪ねした」と書いている。この日はじめて、エリザベスとブロンテ家の家族は対面したのである。このときエリザベスは18歳の多感な少女であった。父親のジョン・スコウルフィールド・ファース(1757−1820)は裕福な土地所有者であり医者でもあった。しかし彼はソーントンに着任する一年前の夏、馬の暴走により、妻を失っていた。したがってファース家は悲しみの底に沈んでいたのである。こうした事情もあったためか、エリザベスはその後もブロンテ家と交流を深め、毎日の記入ではないが、日誌には楽しい思い出に残るような出来事が多く綴られている。

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少しずつですが、遠く昔の外国の話を ここでは本当に細かく書き記してあります。
ブロンテ家とファース家が仲良くなっていく様子が書かれているのです。ファース家の18歳のエリザベスは ソーントンにひっこしてくる前に母親を馬の暴走で亡くしているんですね。それはとても悲しいことです。こうした事情もあってエリザベスはブロンテ家と交流を深めていくのですね。エリザベスの日記は貴重ですね。

さいならさいなら
《 2016.02.15 Mon  _  1ぺーじ 》