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柏餅

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三丁目の夕日『夕焼けの詩』30 西岸良平 の続きです。

私は映画や小説のあらすじは 上手く喋ることができません。
マンガはどうでしょう 一回試しにやってみますね。

このまゆげのこいいぼくは 一人っ子で 大事に育てられています。
秀男君と言います。お父さんとお母さんは 秀男君がなかなか他の子より背がのびないことが気になります。 そこでお医者さんに見てもらったところが 小児特有の代謝異常の一種で体の水分やバランスが狂う、非常に珍しい病気で、生後1、2年頃発病してゆっくり進行し、しだいに成長が止まり、衰弱していくという そしていまのところその治療法が発見されていないので 大体10歳くらいまでしか生きられないと・・・

さあ大変!こういう場合親は途方に暮れますね。
そして この子は10歳までしか生きられないんだというので 何でも買ってやったり
そのうち わがままな子どもに育っていってしまうんです。すききらいも多いけど お母さんがとくに甘やかしてしまいます。お父さんはさすがに甘やかし過ぎじゃないかとたまにいいます。
ある日その通院先で いとこの富子さんに会います。
やつれたお母さんの名前は和枝さんといいます(いうの忘れてましたね) そこでお互いの話をするのです。和枝さんは息子の秀男くんのこと。富子さんは18歳の病気がちな飼い猫の話を。この話での共通項はわがままな子どもや猫を病気や歳のせいにしてそのままにしているということなんです。
でそのとき 秀男君のお母さんは このままじゃいけない たとえ短い命でも 子供のために、親としての責任を果たすことが本当の親の愛情だったんだわと。
それからはもう必要以上に我が子を甘やかすのをやめ 秀男君の偏食やわがままが少しずつ直っていくというわけです。秀男君の症状は進まず この病気の新薬ができるのです。
こうして秀男くんはあの10歳のボーダーラインを過ぎるのです。中学校に無事入学する秀男君 大泣きするお父さんとお母さん そんな話です。


うまくいえましたかねえ。でも小説よりむずかしくなかったようです。
このまんがは やはりどこか家のことともつながります。こどもが大きな病気をすると
どうしても甘やかしてしまいます。この子は何歳まで生きられるんやろと思うとつい。思い出してみると 親ははずかしい(佐野ようこさんが岸田今日子さんとの対談でそう言ってた)。いろいろあるけど そや その子がもう30代になってる よかったなあと手を合わせたくなります。
このマンガを読んでると人と猫のわがままを書いていたりして まさに猫可愛がりのことで、作者はマンガ家だけあって と思います。うちの聖ムラカミ記者は21歳で死んだんでしたっけ22歳? もう忘れかけてます。けっこう大往生だったんや! 母の実家の美保関のじゃこで育ったからかなあ 
ともあれ このマンガを読んでいると 自分ところの話とどこかつながってくるんです はい。

さいならさいなら


《 2015.10.26 Mon  _  マンガ 》