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1ぺーじ

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『ブロンテ姉妹』その知られざる実像を求めて 中岡 洋の続きです。

 イギリス小説の伝統はジェイン・オースティンの写実主義小説の完成から流れを発している。しかしブロンテ姉妹はオースティンとはたもとを分ち、スコットを愛読し、ロマン主義に傾倒していたため、彼女たちの作品は写実主義を主流とするイギリス小説の伝統の枠外に置かれ、「突然変異」と評された。このような発言は批評家たちがブロンテ姉妹の作品をどのように扱えばよいかわからず、途方に暮れていたことの証でもある。彼女たちの作品はそれほど独特で謎に満ち、伝統とは一線を画す、というよりも伝統にあらがう姿勢がみられるのである。
 たとえば、『ジェイン・エア』において、当時の小説の定石とされた「ヒロインは18歳の美人」という掟はあっさりと破棄され、ヒロイン、ジェインはこともあろうに雇い主のロチェスターに愛を告白する。当時、女性から男性に愛を告白するなど考えられなかったし、ましてや身分の低いジェインが雇い主のロチェスターに向かって堂々と男女平等を主張するなど、この作品が因襲的な社会に与えた影響は大きかった。

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個人的にいえば 『ジェイン・エア』はええっと 兄に買ってもらったんだっけ マンガ以外にハードカバーのこのような本を手にするのは 初めてだったんじゃないかなあ。一番上の兄は 私にきれいな字で手紙をくれました。この本の感想も 私のことだから感激ばかりおどっているような 手紙を兄に書いたと思います。
貧しかった孤児院をでた 頑張って勉強した女の子が家庭教師としてロテェスター家に行く じゃなかったでしたっけ? 映画にもなってますね。
私もこんな明るい頑張る女性になりたいと思いました。でも、おかしな事に 同じ境遇
おなじ外国人になることを想像していましたね。 私は日本人で 普通の暮らしをする家に育ったのにね。条件はそろった!なんてことじゃないとね。そのころそうした想像力というか妄想は多い方でしたが...

「美人の18歳のヒロインではなく」 「女性から男性に愛を告白する」18世紀19世紀では それは掟破りの文学だったのですね。今21世紀でしたっけ?
イギリスでしたか 女性の参政権(選挙権)をえるために一人の女性が王族の競走馬のところに飛び出して抗議自殺をする映像がありました。そうなのか 次に何を言うか わかりません。

さいならさいなら

《 2015.09.06 Sun  _  1ぺーじ 》