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1ぺーじ

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『ピカソとその周辺』のおまけです(笑)


「ヴラマンク拳闘のけいこをする」このところをおわったところで こんなのが出てきました。没後50年として「20世紀の美術界を震撼させた男」として。モーリス・ブラマンク。 
彼は1876年パリに生まれました。ヴァイオリン奏者や競輪選手として生計をたてながら独学で絵を学び、ゴッホに影響されて激しい色使いと筆触の作品を描くようになります。そして1905年、マチスやドランらとともにサロン・ドートンヌ(秋のサロン)に出品したヴラマンクの作品は、その荒々しい作風からフォーヴ(野獣)と呼ばれ、ここにフォーヴィスム(野獣派)が誕生します。
 しかしフーヴィスムは数年で収束し、セザンヌに影響を受けたヴラマンクの作品は落ち着いた色調と堅牢な画面構成に変化します。 そして第一次大戦後は重厚な色調とスピード感のある筆致で独自な画風を確立し、1958年に没するまで精力的に活動しました。
 この展覧会は、海外で所蔵されている作品を中心に、ヴラマンクの初期から晩年までの油彩画を中心に水彩・版画など80点余りを展示し、その画業をたどる本格的な回顧展です。これらの作品を通じて、ヴラマンクのダイナミックな世界をお楽しみください。

***

拳闘と野獣派 なんか解るような気がしますね。この2つの作品ですが、上はたしかに色をなるべくまぜないで 描いていますね。印象派かいわいの絵。
下の絵はゴッホを思い出させてくれます。だけど空の色がどこか不安な色彩かな。
ゴッホという人は精神的に不安定だったんですが 彼の絵を見るとき なんて健康的な色を使おうとしているのだろう と私は思います。
ヴラマンクはどうだったのかしら?『ピカソとその周辺』のフエルナンド・オリヴィエは「ヴラマンクはブラックより体重があり、いかにも彼らしかった。どっしりとして、金髪というより赤毛に近かった。かなり粗野で、頑固な口のきき方をし、承知の上で我を押し通すといったふうだった。時には素朴に見えるが、たいていは驚いているように見え青い目をしていた。」

いやあこれでは彼の性格と作品とがどうつながるのか。ただ私は思うんですけど ヴラマンクのような拳闘をしたり自転車競技の選手をしてたような人は ゴッホのように身も精神も健康でありたいと望むような位置にはいなかったんじゃないかと。そういう人は こんな空の感じを描いてもつぶれないところがあるんじゃないかな。色彩でいっしょに不安な方向に行ってしまうのは 困るって人もいると思うんだけど。たとえばゴッホのようにね

などと 案外こういう芸術家たちのなんかが出てくると 私はいろんなことを考えてしまいますね。
ゴッホの絵で 麦畑の上をからすが飛んでいる絵「麦畑の上を飛ぶ鳥」 もう一度ゴッホの画集を見てみますね。
そうか 思ったより暗いなあ 空の色 どうしょう。

ヴラマンクは「20世紀の美術界を震撼させた男」
「なんか持ち上げ過ぎやわ」 いえねオリヴィエとそんなふうに話してるところです
ヴラマンクはヴァイオリン奏者もやっていたんですね。自転車やってヴァイオリンやって絵を描く。拳闘もね。ええっと つまりつぶしのきく男。食っていかなあかんしなあ。

なにが言いたいんじゃ?

いずれまた
《 2015.08.23 Sun  _  1ぺーじ 》