2018.02.232月のいろいろ

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わたしは引っ越しが、結構好きなのだと思います。
家を買ったときに、わずかに寂しさと不自由な気持ちになりました。もう、たぶん、引っ越しはしないのだな。いや、でもこんな山の上だし年をとったら車を運転できなくなったら、平地の町にまた住むのではないかしら。と心の隅に、未来はまだわからない。という余白をのこしている自分がいます。

いま、アトリエ別室といって自宅から車で5分くらいの場所にアパートを借りています。
わたしの家は、自宅の1階が仕事場で2階が居住スペースです。今まで住んできた賃貸の貸家でも、半分が仕事スペース、半分が居住スペースといった具合でした。
山の上にある一軒家ですが、ありがたいことにここに引っ越しをしてから、義妹も京都から宝塚に引っ越しをして仕事を手伝ってくれるようになり、少しだけですが仕事の量が増えました。そうすると、洋服をつくる仕事なので生地や資材、梱包用品などもオリジナルで作ったりなんかもして、そんな在庫を置く場所が必要になってきました。
そこで2年前に安い倉庫を借りよう。ということになり、家を買ってからもまた物件をみにいく。というわたしが大好きなことをまたできるようになりました。
仕事がおわるとネットで物件を検索するのがたのしい日々。(笑)いろいろと夢をふくらませながら検索していました。

倉庫といいながらも、そこでなにかできるような場所だったらいいな。という夢もありつつ探すのですが、予算も限られているし、まずは倉庫という目的が第一なのでなかなかちょうどいい物件がなく、そのわずかな夢はとりあえず今回は諦めて倉庫としてベストな物件を借りたのでした。
使いはじめてみると、倉庫としてだけ使うには もったいないくらいの広さだったので、わたしが時々ひとりで創作できるアトリエとしても使うようになりました。アトリエとして使うという用途はとくに考えていなかったのですが、使い始めると、自分のペースで仕事をはじめ、好きな音楽をかけ、好きなペースで休憩をし、ひさしぶりのひとりの時間の中での仕事はとても創作に向いていました。

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少しずつ、仕事道具を持ち込みはじめ、ノートパソコンを買うとこちらでも難なく仕事ができるようになりました。ついにはスキャナープリンターも買い、どちらにいても仕事ができる状態に。

そして最近では、打ち合わせや商談などにはこちらのアトリエ別室をつかうようにもなりました。
自宅兼事務所は、トイレが共通で居住スペースのほうにあるため、ちらかりまくったリビングや干してある洗濯物をみられたり(笑)ちょっと恥ずかしいかも・・。ということがありました。
仕事の話も、アトリエ別室のほうがなんだかわたしたちも外の顔になれるというのか、なんだか気楽だったりもしました。

そんなこともあって、2年目の更新を前に、打ち合わせや商談がしやすい駅前のほうで物件をさがすことにしました。
取り扱い店さんにも年に2回の展示会でしかお会いできないのですが、関西へきましたら商品をみれるよ。というショールームとしての役割も兼ねれたらいいなあと。

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古いマンションで、ラッキーなことにリフォームしたばかり。無垢材のフローリングで艶出ししていないところがナイスです。

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玄関のポスト受けの穴とかがちょっとテンションあがります。

今回は、すこしずつディスプレイようの什器などもいれつつ、空間をつくっていけたらいいなあ。と思っています。たのしみです。。

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話はかわって、これは自宅の裏山からみた景色。雲のかげがみえています。

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先々週かな?実家から父が、東京から2つ違いの弟が宝塚へやってきました。
お正月に我が家が、息子のインフルエンザで帰省できなかったので、重要な家族会議に出席できなかったためです。

実家にある長野の安曇野にある父の私設美術館「BANANA MOON」が去年の11月で閉館しました。ホームページやSNSもなく、突然の閉館といった印象になってしまいました。
過去にお越し下さった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました。
わたしたちも残念でならないのですが、いろいろな事情があって同じ形態では続けられないという結論になり、閉館という運びになりました。
ただ、またどういった形になるかはわかりませんがあの場所でなにかすてきなことができたらいいなあ。という作戦会議のために父と弟が、やってきてくれました。
近所に住む友人も合流して、夜中2時、3時頃までいろいろと話しこみました。父は71歳ですが、わたしたちよりも元気・・・。
そして朝は、孫である息子と猫のイチローがじいじと弟を起こし、2人とも寝不足。だいじょうぶか、お父さん。

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翌日、午前中に息子と父と弟、わたしと4人で家の近所を散歩。だんなはんは起きられず。(笑)
裏山へいき、険しい山道をこえて、息子が通う小学校へ。(大人3人はほぼ寝てない)少年野球のみんながお昼ごはんを食べている時間でした。


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帰り道に自動販売機(近所にお店がないんですね〜)で、息子は、じいじとおじに、おこづかいでジュースをごちそうしていました。最近、自分でお金を払うことがとても嬉しいようで、気前よくおごってくれます。
じいじは、おしるこ、叔父のけいちゃんにはコーンポタージュ、わたしには紅茶を買ってくれました。
「いいんだよ、いいんだよ〜」と得意げな息子。

話はもどりますが、父の美術館「BANANAMOON」の使い道はまだどうなるか、いろいろと迷い中なのですが、父のホームページを作ったりマネジメントは、わたしとだんなはん、そして弟が中心になってやることになりました。そして近所の友人も一緒に手伝ってくれることに。(なんだかたのしそう)
我が父ながら、とてもいい絵を描いているのでなにか力になれるようなことがしたいなあ。と思っていました。
みうらじゅんの言う、親孝行プレーですね。
どんな形になっていくのか、まだまだわかりませんが、うれしいお知らせができるといいな。と思います。

そんなこんなで、いろいろと変化があった2月。
ちゃんと地に足がついた仕事ができるように、がんばりたいなと思っています。

とはいえ、父も弟もひさしぶりに会えて嬉しかったです。家族はいいですね。いろいろとある家族ですが、会うとうれしいし、帰るときはさみしいです。今度はいつ会えるかな。