2017.11.162017年の秋冬。

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あっという間に、11月も中旬。
季節も進みましたね。
アトリエナルセ、11月にホームページリニューアル。とお伝えしていましたが、なんだか伸びてしまい、12月のリニューアルとなりました。
来週の11月22日からリニューアルの日まで、しばらくホームページがネット上から一瞬消えることとなりますが、裏側ではせっせと引越しをしている、というような感じであります。
それまでは、インスタやフェイスブックなどのSNSにお知らせなどをアップしていきますね。
この読書室の連載も同じように引越しになりますので、しばらく閲覧ができなくなります。なんだかちょっと寂しいわ〜と思ってもらえたら嬉しいですが、よく考えたら、ある日のハナシのシやだんなはんの猫か夫か日記。は、そもそも更新が頻繁ではないので、なんともかんとも。ははは

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アトリエナルセの秋冬ものも、11月で出揃いました。
10月と11月と、本当に忙しかった〜。おかげさまで、とてもたくさんのご注文をいただき、毎日毎日出荷をしておりました。そうすると、ちょっとした間違いも出てきてしまったりして(わたしのミスが多かった・・)ご注文くださったお客様にご迷惑をおかけしてしまうこともありました。ご迷惑をおかけしてしまったお客様、ごめんなさい・・!!

でも今期の秋冬もの、個人的にもとてもとてもお気に入りのコレクションとなりました。いや、毎シーズンお気に入りなんですけどね。でも、なんだかとても。
大人ぽくて、可愛くて、大好きな服たちができたなあ。と思っています。
お問い合わせが、続いているコクーン型コート。初めて作ったのが、2013秋冬。4年越しの再生産。
2013年の秋冬に出したときは、二重織りメルトンでとても分厚くてでもあったかくて、かっこいいコートできたなあ!と思ったものですが、その年はそれほど人気でもなく次の年まで持ち越したコートだったんですよね。
それがその次の年の2014年に、なぜかなぜか人気で在庫がアレヨアレヨとなくなっていき、なくなったらなくなったで、あのコートもうないのですか?とお問い合わせまでいただくほど。じわじわと浸透していってくれたのかなあ。と思っています。
そして最近、仲良くさせてもらっているダルマ糸の牧野さんが打ち合わせの時に、この2013年のコートを着てきてくれまして、ちょうど今の秋冬ものの企画を考えている時だったのですが、久しぶりのこのコートの再開に、久しぶりにまた作りたいなあ。となったのでした。牧野さんがまたとても可愛らしく着てくださっていたのですね。

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今年のコクーン型コートは、生地をもう一回り薄いメルトン(ブラック)と、長年寝かせていた、ハリスツィード生地を使っての2色展開でした。
ハリスは、ゴツゴツとした男性的なウール地でなんだかインポート独特の色合いでとても気に入っていたのですが、あの色だけ在庫として持っていたのでどうやって使ったらいいものかなあ。とストックルームで幅をきかせているハリス生地1反。60m巻きなので、かなりかなりでかいんです。
でも、とても素敵に生まれ変わってくれて本当によかったです。今回、ハリスは在庫の生地取りきりだったので、数量が限られていて特に欲しい!と思ってくださっていた方みなさんには届かずで、今も熱い思いのこもったメールをいただいております。残念なお返事しかできないのですが、そんなにまで欲しい!と思ってくださっていたのは、嬉しくもあります。ありがとうございます。

スコットランド生まれの生地なので、どこかその雰囲気を入れたくて裏地もチェック柄でよく似合っていますね。
ご購入くださった方は、大切に着てもらえたらとても嬉しく思います。

また来年もこのコート作れたらいいなあ。とだんなはんと話しています。同じハリス生地はなかなか運よく手に入らないのですが、また良い生地を見つけてこようと思います。

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ちょっと休憩。
こちらは、昨日のランチ。ポカミスをして落ち込むわたしの胃にしみる、親子丼。お蕎麦屋さんの「三佳」。そばも美味しいけど、丼ものも美味しいのですね〜

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こちらは、定番の麻ウールのサロペットパンツ
今期、ペックトップパンツとともに、丈が5センチくらい伸びて、たっぷりとしたメンズライクにリニューアルした麻ウールパンツシリーズ。
年齢とともに、わたし自身もボトムス選びがやや今までと同じように選んでいるとどうもしっくりとこない。ということもあり、最近は少し大きめをゆったりと着るようになっています。
丈を長くすると、足首まわりが少しだぶっとなるのが、なんだか大人ぽい。と思っています。
世の中的には、アンクル丈の方が人気。という傾向もあるのですが、なんとなくアトリエナルセの気分は、こんなふう。です。背が160センチ以上の方は、丈が長くなると腰の位置が決めやすくなるようです。
ただ、背が低いお客様も多いときくので、今までと同じ丈も今期だけ、ブラックとグレイのみ用意していますよ。こちらは在庫が終わったら終了です。

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今期のシリーズ、個人的にもよくよく着ているのが、サロペットとも合わせているこのウールカットソー
わたしは特にメランジグレイが大好きでして、白いパンツと合わせるが最近のお気に入りです。

シンプルだけど、なんとも着心地がよく、いろんなアイテムと相性がいいのでとてもお気に入りです。じわじわといいので、この良さを伝えたい!こちらのニット生地もインポートウール地でふんわりとしてあったかいのですね。洗濯しても風合いが変わらなかったのも、魅力です。エマールでネットに入れて洗濯機で弱水流で洗っていますよ。
猫がいるご家庭では、爪に引っかからないようにだけ、気をつけてくださいね。

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最近は、デザインの仕事をするとき、ある日のハナシを書くときも、ひとりになる仕事場に行きます。
ひとり暮らし時代を思い出すようなアパートで、自宅から車で5分くらいのところにあって、過去のデザインの服のサンプルやハギレの生地もたくさんあるので、なんだかちょっとワクワクするのですね。
とはいえ、事務仕事が本当に多いのでなかなか本社(まあ自宅の1階のことなんですけど)での仕事が一段落した時に行くようにしています。
ひとり暮らし時代に憧れていた無印良品の冷蔵庫や、アンティークの作業椅子なんかがあります。(決して座り心地はいいとはいえませんが)
最近買った、ユニクロのフリースの膝掛け。これ、私たちの世代にはたまらないイームズデザイン。イームズもユニクロで買えるんですね。安いけど、あったかいです。暖房はあまり好きじゃないので、これであったまりながら、仕事をします。

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一日まるごといることは少ないのですが、ときどき、お昼ごはんも一人でこっちで食べる時があって、パソコンのアマゾンプライムで映画を見ながらごはんを食べたり、昔の映画を見ながらデザインの参考にしたりすることもあります。

今は、来年の秋冬もののデザインの企画を考えている時です。
このアトリエにいると、昔みたいな気持ちでものを考えることができるので、いいのですね。なんというか、おしゃれなものに憧れていて、ずっと背伸びしている感じの気分。
あの時の情熱は、ものを作る時にとても大切だなあ。と思っているのですね。仕事をする。というのではなく、好きなことを追いかけている時代の空気感。

さて、晩御飯を作る時間が迫ってきたので帰ります。今日はお鍋にしようかね。