2014.06.17春夏の服、最終章はじまりましたよー

656.jpg


日傘を持つ習慣がないので、夏は帽子をかぶることが多い。
きづけば、だんなはんもハヤオも麦わら帽子をかぶっていて、3人仲良し家族みたいなふうになってしまって、恥ずかしい感じになったりもする。

657.jpg

きのうからスタートした、今年の春夏のさいごのアイテムたち。どれも麦わら帽子に似合う服。
Aラインワンピースは、シンプルだけどポケットが少し大きくて主張していたり、袖がターンナップカフスになっていたり、後ろの釦明きがスリットになっていたり、細かいところをかんがえて作ったワンピース。丈もいつもよりもちょっと長くて大人ぽいでしょ。
シンプルなものこそ、細部のデザインが重要。写真のサックスブルーはアトリエナルセの別注色。なつかしい空の色。

647.jpg

きのうは、つぎの春夏企画の打ち合わせ。いつも大阪市内の本町にあるパタンナーさんの事務所へ行く。
引越しをしてから自転車が乗れないような坂の(山の)上になってしまったのだけど、バスに乗って最寄の駅まで行くのが、なかなかいいのだな。ジブリの耳をすませば、の気分でバス停まで歩いていくのだな。
普段は、車でスーパーでも保育園でも図書館でも行くことが多いのだけど、バスに乗ると、この町に住んでいる実感がわく。

はてさて、昨日は昼から夕方頃までの打ち合わせが終わって、やっとこさ一息。
この企画出しの前は毎シーズン、なかなか大変で精神的にも追いつめられる時期。今回はながーい体調不良にも悩まされて、しんどかった。服のデザインを考えるのは、この仕事の醍醐味の部分なのだけど、その分プレッシャーも大きい。
スルスル〜るるる〜と、出てくるのは稀で、こちゃこちゃ、こねこね、うねうね、ウンウンしながら、毎度のコレクションを乗り切っている。
この時期は、一緒にやっているだんなはんともぶつかることが多いので、だんなはんもなかなかしんどそう。
だんなはんは、ブランド全体の方向性を決める役割。わたしひとりだと、今回はたくさんアイデアが浮かばなかったからアイテムの数が極端に少なくなったり、同じような素材ばかりになったり、前に作った形の生地替えばかりになったりするのだけど、それだけではだめ。とおしりを叩かれて、もう一山、新しいデザインをみつけなくてはならない。
この感じは、週刊誌の表紙のイラストを描かせてもらっていたときにとてもよく似ているなあ。と、最近よく思う。

07027_6.jpg

いま販売中の春夏ものも、たいへんだったなあ〜と思うのだけど、過ぎてみればすっかりそんなこと忘れてる。
できた服をみて、どれも思い入れのある大切な服だなあと、しみじみ思う。

きのう、打ち合わせからの帰り道の電車の中で、iphoneでもパソコンのメールが見れるようになっているので、ご注文をくださった方からのメールを順番に読みながら帰ったのだけど、メッセージをくださる方も多くて、今回ばかりはなんだかとても嬉しくて、ちょっとじーんとしてしまった。
アトリエナルセの服を楽しみにしてくださる方がいることに、本当にありがたいなあ。と思う。月並みですが、がんばるぞーと、力が湧きますね。

それから、だんなはんもFacebookで長文でかいていたコレクションのこと。
今まで続けてきたことを変えるというのは、はたからみたらたいしたことないことでも、私たちにとっては、ドキドキ不安だったりするもの。でも、変化しながらも、自分たちらしいブランドになっていけたらいいな。と思う。

先シーズンからなくなってしまった、木テーブルさんとサハンジさんでの販売会も、今でもよかったのかなあ。と、思ったりもするのだけど、また何かいいタイミングでドキドキするような販売会をしたいなあ。と思っていますよ。

それにしても、健康第一。
今月からヨガに通っているのであーる。7年ぶりくらいのヨガ。ちゃんとつづけるぞー