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2018.08.262007年、葉山でのこと

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夜中に目がさめて、次の東京出張のときは、ひさしぶりに葉山までいきたいなあ。と、ふと、思いました。
わたしにとっての葉山は、実はちょっと苦い思い出というか、思い出すと少しきゅっと胸がいたくなるようなそんな場所。
葉山は、アトリエナルセを立ち上げて初めての個展をした町。

その頃、まだ結婚式もしていなくて入籍だけすませた新婚ほやほやの頃。
ようやく、なんだかああずいぶん前だなあ。と思って、でもなんだかいろいろと懐かしく思い出してきたので、書きたくなりました。

アトリエナルセを立ち上げたとき、4型の服からスタートしました。あとは、手作りで作り足したバッグや服と。
4型だけ、それぞれ1色ずつ最低ロットだった20着を工場さんで縫製してもらうことにしました。

当時、クルールという作家名で手作り作家さんとして、各地で個展をさせてもらったり、自分でつくったホームページで作品をネット販売したり、雑誌で布のパッチワークで絵を描くというようなレギュラー仕事を2つほどやっていた時期でした。

当時は、レギュラー仕事があるというのはとてもありがたく、毎月きまった収入があったので、それをベースに手作りでコツコツ、あいた時間に作品をつくっては販売するという生活でした。
でも、才能はなんとも不安定で毎月毎月、いただいた仕事をこなすだけで精一杯で、よい仕事がきても自分の才能のなさに、うまく乗り切れず、精神的にいっぱいいっぱいで、仕事の質が一定ではなく、いつも自信がありませんでした。
そして、きっとこの仕事はそのうち終わってしまうな。そのとき、どうやって暮らしていけばいいのだろう。と、いう気持ちがずっと頭の片隅にありました。
いま思うと、もっといただいた仕事に一生懸命集中しなはれ。と言いたい気持ちですが、若いわたしは、不安なきもちによくひっぱられていました。
当時、関西の求人誌で「週刊salida」という雑誌の表紙の背景をパッチワークするという仕事と、ベネッセのこどもちゃれんじのしまじろうの毎月のテキスト本の表紙を、おなじくパッチワークで作るという仕事をしていました。今考えると2年とか3年とかの話なのかな?もっと短い期間だったのかな?
ちょうど、salidaのほうが会社の母体が変わったり、冊子自体がなくなるのでは、という状況になっていった頃でいつ仕事が終わってしまうかどうか、いつ切られるか、いつもドキドキしていました。
そして、わたしはいつもギリギリで仕事をしていて、だめだしも多く、自分のできなさに悔しくて、泣きながら編集部から帰ったこともありました。
恋愛もうまくいったり、いかなかったり、なんだか仕事も恋愛も不安定。27歳くらいの頃ですかね。

そんな頃、当時友人関係だっただんなはんとつきあって3ケ月ほどで結婚し、だんなはんのこつこつ貯めた貯金を元手に3型の服と1型のカバンをつくってスタートしたのが、「naruse」でした。
だんなはんは、フリーで雑誌の編集とライター業をしていて、毎日のように取材にいったり文章を書く仕事をしていました。

わたしはレギュラー仕事に、自分の創作意欲のほとんどを出し切っていた頃だったので、手作り作家さんとしては活動も売り上げも縮小していた頃で、いちからまた自立して出直し。という気持ちでのブランド立ち上げでした。
いま思うと、工場さんで服をつくる。ということのむずかしさをなにもわかっておらず、ただただ、いただいたご縁と、当時のつくりたい!という気持ちだけつくった服たちでした。


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そして、4型それぞれ20着ずつ作った服やかばん、手作りで作った1点もののかばんや雑貨、クレパスで描いた絵やポストカードを手に、今はもうない葉山のhacoというギャラリーで個展をしました。
だんなはんは仕事があったので、個展3日目かな?に来てくれるということになっていて、ひとりで搬入して個展の会期中の数日は近くのホテルに滞在していました。

個展は、今まで個展をした中でいちばんだめだったのではなかったかな。いや、そうではなかったのかもしれないけれど、不安な気もちがそのままでてしまっていた個展だったような気がして、そんな記憶として残っているところがあります。
来てくださって購入くださった方もいたので、そんな気持ちでいること自体が申し訳ないなあ。と、今となっては思うのですが。


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そして、泊まっていたホテル、ホテルニューカマクラという大正時代からあるという、古くてモダンなホテルで、当時古いものが流行っていたというのもあって、また宿泊費がとても安かったというのもあって、滞在していたのですが〜
もうこれが、こわいこわい。古いだけにおばけがでそうなくらい、こわい。ひとりで泊まっていた部屋は、入ったとたんに大きな鏡があって、それがもうこわくてこわくて、夜は鏡がみれなかった。(笑)
おまけに、来てくださったご近所のお客さんが、あのホテルは、出ると有名なんですよ〜なんていうものだから、よけいにこわかったんですね。いやいや、あれは本当にいましたね。こわすぎました。

外国の旅行者も多く、お風呂は共同で、なかなかお風呂にはいるタイミングがわからないということや、フロント玄関で背の高い外国人と目があっただけで緊張するわ、おばけがでそうな部屋も落ち着かないわ、外にもなんだか気軽にでられないわで、部屋についたらひたすらだんなはんに電話をして、当時飼っていた猫のハナちゃんの写真なんかを送信してもらって、ただただはやく帰りたい・・。と思いながら寝た1日目の夜でした。
しかも、天候も寒くて春の嵐みたいな日だったんじゃなかったかなあ。

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早朝にひとりでいった、葉山の浜辺。
なんだか、わたしのきもちがそのままでてしまっているようで、妙にものがなしかったなあ。

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でも、なんだか感性はよかったんだろうな。

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そして、けっこう、おもしろいものを作っていたなあ。とも、思う。

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このチューリップのプリントなんて、最近のアトリエナルセでも刺繍でつかいました。わたしは、この頃の才能を、今だにつかわせてもらっているようなところもあるのだな。
うしろに飾ってある絵、ポストカードになっているけれど、この絵はこの個展で売れたのだった。いまでもこのポストカードは人気があります。

今思うと、おもしろい個展だったのだと思う。
その頃の繊細で、不安定なわたしにしかつくれなかったものが、あるのだなあ。と思う。


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hacoをパートナーと共同運営していた、hikiさん。彼女はいまも、葉山で手作り作家さんをしている。
hikiさんは、わたしの母にどこか似ているところがあって、個展中、彼女の優しさにとても救われたのだった。彼女もどこか繊細で人の気持ちに寄り添ってくれるやさしいところがありました。

葉山にまた行きたいなあと思うのは、hikiさんにまた会いたいなあとときどき、ふと思うのです。
彼女とは、今も年賀状やときどき個展のハガキを送りあう関係。

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若かりし頃のだんなはん。
だんなはんが来てくれたときに、とてもホッとしてホテルもこわくなくなった。


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モダンなホテルニューカマクラ。
ちょうど桜が満開の頃で、もっとたのしめばよかったのになあ。と、図太くなった私は思う。

さいきん、昔のことがちゃんと昔のことになってくるなあ。と、思う。
そうすると、あの頃の自分がちょっと今の自分と切り離されて、べつのものになって、懐かしくいとおしく思えてくるものだなあ。と思う。

葉山の個展では、奈良から従姉妹がはるばるやってきてくれたり、父母も長野からきてくれたり、東京に住む弟も友達と一緒にやってきてくれたり。弟の友達は、今や人気のブランドの「CINOH」のデザイナーの茅野くんだな。
あの頃、わたしの作った服をみて「へえ、こんな仕様もあるんだな」と中まで熱心に見てくれていたことを思い出します。茅野くんは文化服装学園を首席?次席?で卒業した優秀な学生さん。

当時のわたしは、たぶん全然ひとりぼっちではなく、個展もさせてもらえて、そして全然売れなかったわけではなかった。
いま思うと、レギュラーの仕事2本と自分のブランドとあって、なんとも贅沢な話!というところで、なんでもっと大切にレギュラー仕事のほうも、育てていかなかったのだろう。と、思う。
でもいっぽうで、レギュラーがなくなったからこそ、自分がなにものかにならなくては!という焦りから、もう一度作家さんとして、デザイナーさんとして必死になってもがいて、今のようなことになっていった気もする。


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隙間からみえる海。
いい街ですね。



インスタで日々のちいさな出来事を更新するようになって、アトリエナルセでは「もっと服のハナシ」で、服のことを書くようにしようと思って、(まだちょっとしか書いてないけど)長年ライフワークになってきていた「ある日のハナシのシ」、なにが書きたいかなあ。と、ちょっと迷走していましたが、とても私的なことを、そして書きたくなったことを、コツコツ、また思いついたときに書いていこうと、思います。



2018.02.232月のいろいろ

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わたしは引っ越しが、結構好きなのだと思います。
家を買ったときに、わずかに寂しさと不自由な気持ちになりました。もう、たぶん、引っ越しはしないのだな。いや、でもこんな山の上だし年をとったら車を運転できなくなったら、平地の町にまた住むのではないかしら。と心の隅に、未来はまだわからない。という余白をのこしている自分がいます。

いま、アトリエ別室といって自宅から車で5分くらいの場所にアパートを借りています。
わたしの家は、自宅の1階が仕事場で2階が居住スペースです。今まで住んできた賃貸の貸家でも、半分が仕事スペース、半分が居住スペースといった具合でした。
山の上にある一軒家ですが、ありがたいことにここに引っ越しをしてから、義妹も京都から宝塚に引っ越しをして仕事を手伝ってくれるようになり、少しだけですが仕事の量が増えました。そうすると、洋服をつくる仕事なので生地や資材、梱包用品などもオリジナルで作ったりなんかもして、そんな在庫を置く場所が必要になってきました。
そこで2年前に安い倉庫を借りよう。ということになり、家を買ってからもまた物件をみにいく。というわたしが大好きなことをまたできるようになりました。
仕事がおわるとネットで物件を検索するのがたのしい日々。(笑)いろいろと夢をふくらませながら検索していました。

倉庫といいながらも、そこでなにかできるような場所だったらいいな。という夢もありつつ探すのですが、予算も限られているし、まずは倉庫という目的が第一なのでなかなかちょうどいい物件がなく、そのわずかな夢はとりあえず今回は諦めて倉庫としてベストな物件を借りたのでした。
使いはじめてみると、倉庫としてだけ使うには もったいないくらいの広さだったので、わたしが時々ひとりで創作できるアトリエとしても使うようになりました。アトリエとして使うという用途はとくに考えていなかったのですが、使い始めると、自分のペースで仕事をはじめ、好きな音楽をかけ、好きなペースで休憩をし、ひさしぶりのひとりの時間の中での仕事はとても創作に向いていました。

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少しずつ、仕事道具を持ち込みはじめ、ノートパソコンを買うとこちらでも難なく仕事ができるようになりました。ついにはスキャナープリンターも買い、どちらにいても仕事ができる状態に。

そして最近では、打ち合わせや商談などにはこちらのアトリエ別室をつかうようにもなりました。
自宅兼事務所は、トイレが共通で居住スペースのほうにあるため、ちらかりまくったリビングや干してある洗濯物をみられたり(笑)ちょっと恥ずかしいかも・・。ということがありました。
仕事の話も、アトリエ別室のほうがなんだかわたしたちも外の顔になれるというのか、なんだか気楽だったりもしました。

そんなこともあって、2年目の更新を前に、打ち合わせや商談がしやすい駅前のほうで物件をさがすことにしました。
取り扱い店さんにも年に2回の展示会でしかお会いできないのですが、関西へきましたら商品をみれるよ。というショールームとしての役割も兼ねれたらいいなあと。

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古いマンションで、ラッキーなことにリフォームしたばかり。無垢材のフローリングで艶出ししていないところがナイスです。

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玄関のポスト受けの穴とかがちょっとテンションあがります。

今回は、すこしずつディスプレイようの什器などもいれつつ、空間をつくっていけたらいいなあ。と思っています。たのしみです。。

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話はかわって、これは自宅の裏山からみた景色。雲のかげがみえています。

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先々週かな?実家から父が、東京から2つ違いの弟が宝塚へやってきました。
お正月に我が家が、息子のインフルエンザで帰省できなかったので、重要な家族会議に出席できなかったためです。

実家にある長野の安曇野にある父の私設美術館「BANANA MOON」が去年の11月で閉館しました。ホームページやSNSもなく、突然の閉館といった印象になってしまいました。
過去にお越し下さった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました。
わたしたちも残念でならないのですが、いろいろな事情があって同じ形態では続けられないという結論になり、閉館という運びになりました。
ただ、またどういった形になるかはわかりませんがあの場所でなにかすてきなことができたらいいなあ。という作戦会議のために父と弟が、やってきてくれました。
近所に住む友人も合流して、夜中2時、3時頃までいろいろと話しこみました。父は71歳ですが、わたしたちよりも元気・・・。
そして朝は、孫である息子と猫のイチローがじいじと弟を起こし、2人とも寝不足。だいじょうぶか、お父さん。

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翌日、午前中に息子と父と弟、わたしと4人で家の近所を散歩。だんなはんは起きられず。(笑)
裏山へいき、険しい山道をこえて、息子が通う小学校へ。(大人3人はほぼ寝てない)少年野球のみんながお昼ごはんを食べている時間でした。


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帰り道に自動販売機(近所にお店がないんですね〜)で、息子は、じいじとおじに、おこづかいでジュースをごちそうしていました。最近、自分でお金を払うことがとても嬉しいようで、気前よくおごってくれます。
じいじは、おしるこ、叔父のけいちゃんにはコーンポタージュ、わたしには紅茶を買ってくれました。
「いいんだよ、いいんだよ〜」と得意げな息子。

話はもどりますが、父の美術館「BANANAMOON」の使い道はまだどうなるか、いろいろと迷い中なのですが、父のホームページを作ったりマネジメントは、わたしとだんなはん、そして弟が中心になってやることになりました。そして近所の友人も一緒に手伝ってくれることに。(なんだかたのしそう)
我が父ながら、とてもいい絵を描いているのでなにか力になれるようなことがしたいなあ。と思っていました。
みうらじゅんの言う、親孝行プレーですね。
どんな形になっていくのか、まだまだわかりませんが、うれしいお知らせができるといいな。と思います。

そんなこんなで、いろいろと変化があった2月。
ちゃんと地に足がついた仕事ができるように、がんばりたいなと思っています。

とはいえ、父も弟もひさしぶりに会えて嬉しかったです。家族はいいですね。いろいろとある家族ですが、会うとうれしいし、帰るときはさみしいです。今度はいつ会えるかな。


2018.01.04新年のご挨拶

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遅れましたが、みなさま。
昨年もたいへんお世話になりました。どうもありがとうございました。

そして新年あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


あらら〜年が明けてしまいました。
みなさん、まだお正月休み中でしょうか。それとも今日からお仕事始まっているでしょうか。
年内に最後の挨拶を。と思っておりましたが、言い訳ですが、子供がインフルエンザにかかり、だんなはんも風邪を引き(インフルじゃなかったけど、高熱5日続く)、わたしだけはなぜか元気でしたが、いろいろと気持ちが落ち着かない年末年始でございました。

そしてギリギリまでなんだか仕事が終わらず、いやこれはもうこのタイミングで仕事を投げるとそれはその人がすっきりしないまま仕事を持ち越させてしまうわ。という、よくわからない言い訳のもと、冬休みにやろう。と思った仕事をいくつか抱え中です。

ようやくだんなはんの熱も下がり、子供のインフルエンザも治り、残りの冬休み、氏神さんに初詣くらいはいきたいなあと思っているところです。

写真のおいしそうなおせち。今年で3年目になりますが阪急百貨店のおせちを注文して31日に取りにいき、4日くらいまで楽しませてもらっています。今年は、ほぼわたしだけが楽しんでいます。だんなはんはごちそうを目の前にして「う・・やめとくわ・・」となんとも悲しそうな顔をして、寝室へとふらふらしながら消えていかれました。

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いやあ、体調だけではなく、我が家、年末に危機がいろいろとやってきていました。
仕事でもいろいろと、ありました。やってしまった・・なんということを。ということも、ありました。忙しくて余裕がなくなると視野がどうしても狭くなりがちです。

そして冷蔵庫も、こわれました。
これが長年使ってきた東芝のシルバーステンレスの冷蔵庫。いま、なかなか探してもこのふつうのステンレス。ないのですね。無印良品のステンレスの冷蔵庫は理想のデザインなのですが、容量や機能であきらめました。
おもえば、クリスマスイブあたりから、様子がおかしかった冷蔵庫。東芝製でございます。東芝のデザイン、結構好きで我が家の家電は東芝製が多かったんですね。意識はしていなかったのですが、あ、気づけば東芝だな。と思っていたわけです。
CMも東芝の家電のはなかなかいいなあ。と思っているし、長年スポンサーをしている国民的アニメのサザエさんも大好きです。
なので東芝がたいへんなことになっているなあ。というのは、とても残念に思っていましたし、きっと作っている人たちや広告宣伝部はよい人材がいるのだろうになあ。。と勝手に想像をして気の毒に思っていました。
冷蔵庫も、とても気に入っていました。


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あたらしく迎えたのは、パナソニックの鏡面仕様の冷蔵庫です。これは壊れた!と思ったその日に電気屋に走り、翌日配送にこじつけました。年末のごちそうが入る予定の冷蔵庫。年末年始は実家に帰省予定だったので、帰省中にぜんぶが腐る。というこ事態だけは避けたい!という思いが、届きました。でも結局実家帰省は家族の体調不良でかなわずでしたが・・・
結局、解凍しかけていたいいお肉(コープ自然派さんのポイントで高級肉を買っていていつか食べようと貯めているやつ)をあわててアトリエの冷蔵庫に運びいれ、ほかの食材は季節のせいもあって寒いベランダに置いておく、ということをしたりしてなんとかセーフでございました。

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調子にのって、10年以上使っていた炊飯器も買い替え。こちらもパナソニック製です。
デザインでいうと、バルミューダの炊飯器が欲しかったのですが3合炊きかあ。保温機能ないのかあ。。と文明の力に頼っている我が家には、ハードルが高くて断念しました。
どんどん、パナ製の家電が増えていく我が家です。いま、洗濯機もじつはドラム式のパナソニック製を使っています。
性能は良いと思いますが、デザインは妥協点ありです。でも、徹底できない感じがわたしたちらしい感じでもあります。

でも、あれですね。
なんだかおせちも作らず買って、家電も新しく最新のものを買って、なんだかやな感じですね。
もっと丁寧な暮らしにしていきたい・・とちょっと凹んでしまったりもしますね。梅干しとか漬けたり、常備菜とかもいっぱいある家にあこがれます。今年はできるだけ、そんなふうな暮らしにしていきたい。仕事と家事のバランスをもっとうまくとりたい。そんなふうに思います。

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ただ、12月。ほんとうにいそがしかったです。
10年ぶりのホームページリニューアル。担当していたのは、主にだんなはんでしたがわたしはつぎの秋冬の企画出しが平行してあり、2月からはじまる春夏ものの撮影もありました。
なんだかずっと頭の中でリレーをしているような気分でした。

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12月の撮影のとき。あれ、左の美女はだれでしょう。
以前、ちょっとお手伝いをお願いしていたまあやちゃんです。陶芸家としても活動しているまあやちゃん。結婚して今は三重県の伊賀に住んでいますが、今回だめもとで(実は事情があり、1度断られているのですが、どうしても無理をいってお願いしてみましたら、快諾してくれたのでした〜)モデルさんをお願いしました。右はいつもの高井さん。そしてもうひとり、今回からモデルとしてお願いした友人がいます。最後の記念撮影のときは、もうすでに帰ってしまっていなかったのですがなかなかアトリエナルセらしいモデルさんが加わっています。どうぞおたのしみに!

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そしてこちらは左が、今回の撮影もしてくれたBOOKLORE主催の中島恵雄さんと、右はだんなはんこと、弊社の社長の早川です。どんどん社長のキャラが濃くなってきていますね。
中島さんはホームページのデザイン&制作にくわえ、カメラマンとしてもお願いしたりしています。いつもお願いしている高原さんは、現在インドネシアを中心に仕事をしていらっしゃるので帰国のタイミングが合わないと仕事ができなくなってしまいました。物撮り撮影は帰国のタイミングにあわせて高原さんにお願いしました。
中島さんも高原さんも長いつきあいになってきました。もともと知り合いや友人から派生したつきあいの方が多いのですが、みんな年をとり、家族を持ち、親になり、仕事で会う機会が多い友人とはいい意味で長いおつきあいをさせてもらうことが多いです。これはとても幸せなことだなあ。と思います。

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年内最後に掃除をしにいったアトリエ。ちょっとだけ模様替えもしました。
ここへ行くと、なにか作りたくなる。そんな場所です。今年はもっといっぱい通いたいなあ。と思っています。

今年は、どんな1年になるのかなあ。
そしてどんなデザインの仕事ができるかなあ。いいもの、ちゃんとできていきますように。そしてお届けした方が、少しでもほっとしたり、ワクワクしたり、じんわりとあたたかいものを届けることができますように。
目の前にあるものを、まずはひとつひとつ、ていねいに仕事をしていけるようにがんばります。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

2017.11.162017年の秋冬。

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あっという間に、11月も中旬。
季節も進みましたね。
アトリエナルセ、11月にホームページリニューアル。とお伝えしていましたが、なんだか伸びてしまい、12月のリニューアルとなりました。
来週の11月22日からリニューアルの日まで、しばらくホームページがネット上から一瞬消えることとなりますが、裏側ではせっせと引越しをしている、というような感じであります。
それまでは、インスタやフェイスブックなどのSNSにお知らせなどをアップしていきますね。
この読書室の連載も同じように引越しになりますので、しばらく閲覧ができなくなります。なんだかちょっと寂しいわ〜と思ってもらえたら嬉しいですが、よく考えたら、ある日のハナシのシやだんなはんの猫か夫か日記。は、そもそも更新が頻繁ではないので、なんともかんとも。ははは

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アトリエナルセの秋冬ものも、11月で出揃いました。
10月と11月と、本当に忙しかった〜。おかげさまで、とてもたくさんのご注文をいただき、毎日毎日出荷をしておりました。そうすると、ちょっとした間違いも出てきてしまったりして(わたしのミスが多かった・・)ご注文くださったお客様にご迷惑をおかけしてしまうこともありました。ご迷惑をおかけしてしまったお客様、ごめんなさい・・!!

でも今期の秋冬もの、個人的にもとてもとてもお気に入りのコレクションとなりました。いや、毎シーズンお気に入りなんですけどね。でも、なんだかとても。
大人ぽくて、可愛くて、大好きな服たちができたなあ。と思っています。
お問い合わせが、続いているコクーン型コート。初めて作ったのが、2013秋冬。4年越しの再生産。
2013年の秋冬に出したときは、二重織りメルトンでとても分厚くてでもあったかくて、かっこいいコートできたなあ!と思ったものですが、その年はそれほど人気でもなく次の年まで持ち越したコートだったんですよね。
それがその次の年の2014年に、なぜかなぜか人気で在庫がアレヨアレヨとなくなっていき、なくなったらなくなったで、あのコートもうないのですか?とお問い合わせまでいただくほど。じわじわと浸透していってくれたのかなあ。と思っています。
そして最近、仲良くさせてもらっているダルマ糸の牧野さんが打ち合わせの時に、この2013年のコートを着てきてくれまして、ちょうど今の秋冬ものの企画を考えている時だったのですが、久しぶりのこのコートの再開に、久しぶりにまた作りたいなあ。となったのでした。牧野さんがまたとても可愛らしく着てくださっていたのですね。

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今年のコクーン型コートは、生地をもう一回り薄いメルトン(ブラック)と、長年寝かせていた、ハリスツィード生地を使っての2色展開でした。
ハリスは、ゴツゴツとした男性的なウール地でなんだかインポート独特の色合いでとても気に入っていたのですが、あの色だけ在庫として持っていたのでどうやって使ったらいいものかなあ。とストックルームで幅をきかせているハリス生地1反。60m巻きなので、かなりかなりでかいんです。
でも、とても素敵に生まれ変わってくれて本当によかったです。今回、ハリスは在庫の生地取りきりだったので、数量が限られていて特に欲しい!と思ってくださっていた方みなさんには届かずで、今も熱い思いのこもったメールをいただいております。残念なお返事しかできないのですが、そんなにまで欲しい!と思ってくださっていたのは、嬉しくもあります。ありがとうございます。

スコットランド生まれの生地なので、どこかその雰囲気を入れたくて裏地もチェック柄でよく似合っていますね。
ご購入くださった方は、大切に着てもらえたらとても嬉しく思います。

また来年もこのコート作れたらいいなあ。とだんなはんと話しています。同じハリス生地はなかなか運よく手に入らないのですが、また良い生地を見つけてこようと思います。

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ちょっと休憩。
こちらは、昨日のランチ。ポカミスをして落ち込むわたしの胃にしみる、親子丼。お蕎麦屋さんの「三佳」。そばも美味しいけど、丼ものも美味しいのですね〜

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こちらは、定番の麻ウールのサロペットパンツ
今期、ペックトップパンツとともに、丈が5センチくらい伸びて、たっぷりとしたメンズライクにリニューアルした麻ウールパンツシリーズ。
年齢とともに、わたし自身もボトムス選びがやや今までと同じように選んでいるとどうもしっくりとこない。ということもあり、最近は少し大きめをゆったりと着るようになっています。
丈を長くすると、足首まわりが少しだぶっとなるのが、なんだか大人ぽい。と思っています。
世の中的には、アンクル丈の方が人気。という傾向もあるのですが、なんとなくアトリエナルセの気分は、こんなふう。です。背が160センチ以上の方は、丈が長くなると腰の位置が決めやすくなるようです。
ただ、背が低いお客様も多いときくので、今までと同じ丈も今期だけ、ブラックとグレイのみ用意していますよ。こちらは在庫が終わったら終了です。

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今期のシリーズ、個人的にもよくよく着ているのが、サロペットとも合わせているこのウールカットソー
わたしは特にメランジグレイが大好きでして、白いパンツと合わせるが最近のお気に入りです。

シンプルだけど、なんとも着心地がよく、いろんなアイテムと相性がいいのでとてもお気に入りです。じわじわといいので、この良さを伝えたい!こちらのニット生地もインポートウール地でふんわりとしてあったかいのですね。洗濯しても風合いが変わらなかったのも、魅力です。エマールでネットに入れて洗濯機で弱水流で洗っていますよ。
猫がいるご家庭では、爪に引っかからないようにだけ、気をつけてくださいね。

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最近は、デザインの仕事をするとき、ある日のハナシを書くときも、ひとりになる仕事場に行きます。
ひとり暮らし時代を思い出すようなアパートで、自宅から車で5分くらいのところにあって、過去のデザインの服のサンプルやハギレの生地もたくさんあるので、なんだかちょっとワクワクするのですね。
とはいえ、事務仕事が本当に多いのでなかなか本社(まあ自宅の1階のことなんですけど)での仕事が一段落した時に行くようにしています。
ひとり暮らし時代に憧れていた無印良品の冷蔵庫や、アンティークの作業椅子なんかがあります。(決して座り心地はいいとはいえませんが)
最近買った、ユニクロのフリースの膝掛け。これ、私たちの世代にはたまらないイームズデザイン。イームズもユニクロで買えるんですね。安いけど、あったかいです。暖房はあまり好きじゃないので、これであったまりながら、仕事をします。

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一日まるごといることは少ないのですが、ときどき、お昼ごはんも一人でこっちで食べる時があって、パソコンのアマゾンプライムで映画を見ながらごはんを食べたり、昔の映画を見ながらデザインの参考にしたりすることもあります。

今は、来年の秋冬もののデザインの企画を考えている時です。
このアトリエにいると、昔みたいな気持ちでものを考えることができるので、いいのですね。なんというか、おしゃれなものに憧れていて、ずっと背伸びしている感じの気分。
あの時の情熱は、ものを作る時にとても大切だなあ。と思っているのですね。仕事をする。というのではなく、好きなことを追いかけている時代の空気感。

さて、晩御飯を作る時間が迫ってきたので帰ります。今日はお鍋にしようかね。







2017.10.10北欧、暮らしの道具店さんとコラボしました

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こちらは、北欧、暮らしの道具店さんのスタジオ。
事務所の2階が撮影スタジオになっています。いいなあ。抜けがいい広いスタジオ。撮りほうだいやなあ。いいなあ。という感じのスタジオです。
この日も打ち合わせ中、スタジオの一角では別の撮影をやっていたりなんかして、みなさん元気にはたらいていらっしゃいました。この前の東京出張はこの時のことなんですね。

と、なぜこんな話を書いているのかというと。

今年の春くらいから、ひそかに動いていたプロジェクトがありました。
北欧、暮らしの道具店さんと一緒にオケージョンワンピースをデザインしてほしい。というご依頼のメールが届いたのがはじまり。

暮らしの道具店さんとは、数年前にコラムでご紹介いただいたご縁もあったり、店長の佐藤さんや今回の企画を担当してくださったスタッフの加藤さんがアトリエナルセの服をご注文くださったご縁もあり、そしてありがたいことにこのある日のハナシのシも、ずいぶん前から読んでくださっていたとのこと。
そして、佐藤さんのお子さんは偶然にもうちの息子と同じ年。男の子でひとりっ子、誕生日も同じ1月生まれ!ということもあって、わたしの子育てのことを書いたところなんかも、たのしく読んでくださっていたそうです。

そして、アトリエナルセの初めてのフォーマル服ができた時に書いた、ここでの記事も、共感くださったり、佐藤さん自身もお子さんの卒入学の際に、フォーマル服がなくて困った。という経験から、今回の企画を思いつき、わたしのところにご連絡をくださったのでした。

佐藤さんがお兄さん(現在は北欧、暮らしの道具店を運営する会社「クラシコム」代表)と一緒にネットショップを始められて間もなくの頃、私たちはというと、北欧に新婚旅行に行くのですが、その時にホームページで佐藤さんがお兄さんと一緒に行った北欧の買い付け日記をアップされていて、観光の参考にさせてもらったのをおぼえています。
スウェーデンの港近くの屋台みたいなところで売っている美味しいフィッシュフライのサンドイッチの情報なんかは、確かその買い付け日記で見つけたものだったような。とても美味しかった、そのサンドイッチ。もう10年近く前のはなし。
その後、ときどきサイトでお買い物をさせてもらったり、読みものを読んだり、わたしもいち消費者として楽しませてもらっているネットショップです。



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2階のスタジオからは、緑がたくさん見えます。とても気持ちがいい場所でした。


今回ご依頼いただいて、最初は、とてもありがたいお話だけど、アトリエナルセでもフォーマル服を出しているし、どうしようかなあ。と少し考える時間をください。とお願いをしました。もうすでにアトリエナルセの新しいフォーマルのデザインは完成して、サンプルもできていた頃でした。
アトリエナルセの社長でもあるだんなはんとも何度も話し合いをして、むずかしいかなあ。という思いと、暮らしの道具店さんとは、なにかご縁があるのかもしれないなあ。なにか一緒にやってみたいなあという気持ちもつよくありました。
そして何より佐藤さんやスタッフの方からの熱い気持ちのこもったご依頼のメールが、とても嬉しかったのでした。
そんなわけで、謹んでお受けすることにしました。

快諾のお返事をしましたら早速、店長の佐藤さんとスタッフの加藤さんが、宝塚のアトリエに来てくださる。ということになり、はるばる、やってきてくださいました。
仕事の話よりもなんだか関係ないお話ばかりさせていただいて、いろいろと裏話なんかもずけずけと質問しちゃったりなんかもして、とても楽しい時間でした。

そんなふうにして、ゆるゆるとスタートした企画でありました。
暮らしの道具店さんの読みもののページでも、いろいろと書いてくださっているので、そちらでも読んでみてくださいね。

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アトリエナルセのペックトップパンツを着てくださっているのがMDの加藤さん。加藤さんは京都にお住まいです。打ち合わせの時も何度かはいてくださって、よくふたりで同じパンツをはいているという現象が起こっていました。


4月から6月にかけて、加藤さんと一緒に大阪市内でパタンナーさんや生産をしてくださる方と、打ち合わせを重ね、サンプルをチェックしにいき、修正し、そのサンプルを持って加藤さんは東京の暮らしの道具店スタッフのみなさんと打ち合わせ、試着、そして大阪でわたしも一緒に修正、と、何度もそんな作業が繰り返されました。
2型のワンピースですが、1stサンプルから何度もサンプルを作り直し、ほんとうに細かなところまで目を配ったワンピースになりました。

そしてわたしとしても、とても勉強になったなあ。と思ったのが、今回アトリエナルセでいつも一緒にお仕事をしているパタンナーさんではなく、別のパタンナーさんや生産される方との仕事だったので、とても新鮮でいろいろと勉強になることが多かったです。

そして、できたフォーマルワンピースがこちら。
北欧、暮らしの道具店さんから、お借りした写真でご紹介です。

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タックのはいったワンピース「ふんわりプリーツ」

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少し深めのネックラインの、「襟つきAライン」
どちらもとても可愛く着こなしてくださっていますね。素敵。

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今回、おまけのハンカチの刺繍もデザインさせていただきましたよ。
(3点の写真/北欧、暮らしの道具店さん提供:写真/平本泰淳

北欧、暮らしの道具店さんの紹介ページはこちら

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今回、こうやってアトリエナルセとは違うところで服のデザインをする。という機会をいただいて、とてもいい経験になりました。
北欧、暮らしの道具店さんのお仕事のやり方や考えなんかも、ほんの少しですが、中に入って見せていただくことができて、とても興味深く、とてもおもしろかったです。
アトリエナルセの服づくり、商品づくりにも、とてもいい刺激になったなあ。と思います。

そして、北欧、暮らしの道具店さんは、スタッフみなさんがとても楽しそうに働いているいい会社でありました。ホームページで見ている印象そのものでしたよ〜

アトリエナルセのフォーマル服とは、ひとあじ違う「北欧、暮らしの道具店」さんとのコラボレーションで生まれたフォーマル服。
すてきに掲載されているので、ゆっくり楽しく見に行ってくださいませ。

■北欧、暮らしの道具店 

2017.09.12新しいホームページと、東京出張のはなし

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こちらは、新ホームページにむけての撮影風景。ギフトラッピングのページの撮影です。
先月は、お盆休みが明けたら撮影つづき。
秋冬ものの撮影につづき、小物の撮影、あたらしいページの撮影。
カメラマンさんも、いつもの高原さんが海外で仕事をすることが増えて、リンネルやtocotocoなどでお世話になった吉村さんというカメラマンさんにも力をお借りしました。
2人とも、公私ともにお世話になっているので撮影現場はなかなか楽しくて、撮影の日はにぎやか。

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こちらは、「about」のページで使うプロフィール写真。だんなはんがいいふうに写りたくって、何回も撮り直し。

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我が家のネコのイチロー、かならず参加してきます。ワイワイにぎやかなのが好きな猫。ふつう、猫ってこわがってかくれませんか。

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ハンカチも、可愛く撮ってもらいましたよ。
お弁当箱包み、いいですね〜。こんなアイデアは、アシスタントのまゆちゃんです。


今季のアトリエナルセの秋冬ものスタートと同時にホームページリニューアル!が目標だったのですが、実は間に合いません・・・。(笑)ふつう、間に合わせるためになんとかかんとかするんでしょうけども、わたしたちは結構すぐに諦めました。まあ、しかたないねえ。

いやはや、結構たいへんでしていろいろと壁にぶつかっては、なんとか乗り越えようとホームページを作ってくれている中島さん、がんばってくれているのですが、いいもの作りたいし、焦ってもしかたない。しかたないことは、もう仕方ないのです。インターネットという私たちでは手に追えない分野では、発生しちゃうんですね。(ひとごとじゃないけど、ひとごとくらいにわかんない)
でも、途中段階のデザインや新しいページがあがってくるたびに見るのが、とても楽しみなのであります。たぶん、今いちばん楽しみなときかも。家をつくっているときの気分によく似ています。

ただ、新しいホームページになったら今のホームページとはさよならになります。10年近くお世話になったHP。ちょっと寂しくもあります。あと2ケ月くらいでリニューアルです。

とまあ、そんなことで、とりあえずは秋冬スタートは、今までのサイトから同じように新作アップをしていくことになりました。第一弾は来週明けくらいを予定していますよ〜。なんだか、毎度ながらいいものできたわ〜と大満足のコレクションなのですよ。とてもいいの、できております。

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さてさて先週は、ひさしぶりの東京。しかも、ひとり東京です。出張です。「あしたから、東京に出張なんです」というときの、なんだかちょっと慣れない感じ。ちょっと嘘くさい感じ。(でもほんとうやで)と思いながらいう感じが、新鮮でしたね。というくらい、ひさしぶりです。

まだくわしくは言えないのですが、北欧、暮らしの道具店さんとある企画を春頃からやっていまして、それの最終段階で運営しているクラシコムさんの会社へ訪問させていただきました。またその話は、いろいろと明らかになってから。

一泊二日で行ったのですが、一日目はほぼフリーという感じだったので、なにしようかなあ。どこ行こうかなあ。とギリギリまであまり考えずにきてしまいまして、前日にふと思い立ち、ライターの晴山さんに連絡。
無理矢理、時間をつくってくれまして、晴山さん提案で自由学園明日館でやっているストッキストという展示会へ連れて行ってもらいました。
ずっと前から気になっていた展示会で、出店してみたいなあと思ったこともありました。(ご縁がありませんでしたけども)フランク・ロイド・ライトの建築で有名な自由学園明日館、一度みてみたいなあ。とも思っていました。
もっというと、自由学園とも所縁のある、婦人の友という雑誌で、父が挿絵のレギュラーをしていた頃に、編集部からのお歳暮は自由学園のクッキーで、これがとても美味しくて、しかも包装などがとても簡素でクラシックで、いまでもよくお歳暮や自分用にと、よく注文させてもらっているので、勝手に身近に思っていました。

と、話がそれてますが、行ってみたかった!とずいぶん前から思っていて、でもすっかり忘れていて、(笑)偶然誘ってくれたがストッキスト。というのが、なんだかじわじわと、よかったんですね。
展示会は、とてもいい勉強になりました。真面目に、ちゃんと仕事がんばるぞ。と思いましたよ〜
校舎もおもったとおり、すてきでした。そして、なぜ、全然写真撮ってないんだろう、と不思議でなりません。緊張してたのかな。どうだったかな。

晴山さんとも楽しいおしゃべりができて嬉しかったからかな。晴山さん、わたしがまだクルールという手作り作家さんからのおつきあい。もちろん取材で出会った方ですが、晴山さんがくる取材のときはとても楽しくて、友達というか親戚のお姉ちゃんのような存在です。
結婚後は、なんとだんなはんと大学が一緒だったということが判明して、夫婦で慕わせてもらっています。
晴山さん、すてきなお仕事をたくさんされておられます。晴山さんにアトリエナルセの本を作ってもらいたい。


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こちらは2日目にいったクラシコムさんのオフィスからの風景。

東京まで行ったのだし、もう時間をあますことなく、行きたいとこ行くぞ!と数年前の自分なら、思っていたはずですが、今回は、なんだか満足してしまって、そして満足したら体がくたくたで、昼頃に仕事が終わったのに、結構まっすぐ新幹線で帰ってきてしまいました。
こどもを置いての一泊二日。さぞや、のびのびするんだろうなあ。と思っていましたが、はやく帰って子供に会いたいなあと思っての直帰、でした。
宝塚に着いたのは、夕方6時頃。駅まで迎えにきてくれただんなはんと子供。その足で、義妹家族も一緒に回転寿司をたべにいき、なんだかホッとしたのでした。

ただ今になって、あそこのお店、なんで行かなかったんだろう・・・と、ひとつひとつ思い出しては、もったいなかった。という気分にもなっています。

2017.07.21Father & Daughterの、こどもTシャツ

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おそくなってしまいましたが、「Father&Daughter」の企画第一弾。
こどもTシャツを販売いたしました。
タイトルとおり、わたしの父、成瀬政博と娘のわたしのイラストをTシャツにするという企画で、実は数年前からやってみたいなあ。とおもっていたのでした。
NEWSFACEBOOKで、だんなはんが書いてくれましたが、息子がまだ3歳くらいのときに、兄が運営する父の私設美術館「BANANAMOON」の企画で父のイラストをTシャツにする。というのがあって、そのときに1枚プレゼントしてもらったものがとてもかわいくて、また作ってほしいなあ。と思っていたのですね。
とはいえ、企画ものだったので、じゃあアトリエナルセでやらせてもらえないかしら。と父にお願いをして原画のファイルを送ってもらい、わたしとだんなはんとアシスタントのまゆちゃんと3人でかなり悩んで2枚だけ選びました。
もう選びきれないくらい、いいイラストがたくさんあって、もっといろいろと作りたいなあ。と思ったほど。

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これが父。去年の夏に坊主にしたときの写真です。(載せたらおこるかも)
こんなお父さんですが、かわいらしい絵を描きます。いま話題の(笑)週刊新潮の表紙絵もそうですが、かわいい絵は女性のファンが多いと思います。
そんな中で、今回のTシャツになったイラストはもうずいぶん前に描かれたもの。週刊新潮の表紙絵の連載が決まる前です。なので20年以上前になるのかな。絵本をつくりたい!と思っていた父が描きためていたキャラクターたちです。絵本は実現はしませんでしたが、キャラクターの図案はたくさんできていました。
その当時のことは、なんとなく覚えていて、わたしは高校生だったか中学生だったか、父がつくったダミーの絵本をみて感想をいったり、意見をいったりしていました。
いつかまた絵本として実現したらいいのになあ。と思います。

とはいえ、こんな形で商品化することができて、娘としてはとてもうれしいわけです。

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そして孫が、おじいちゃんのTシャツを着ます。
父の代表的なキャラクターの男の子のイラストです。Tシャツの名前は「思い出はさかなのなか」。
撮影時、従兄弟大集合でうれしすぎてテンション高く、一番撮るのがむずかしかったのがうちの息子でした。


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わたしが描いたお月さんのイラスト「三姉妹の月」は、姪っ子が着てくれましたよ。こはるちゃんは小学2年生。女の子なのでちょっと恥ずかしがっていましたが、おすましで可愛かったです。120サイズを着ています。女の子は、この柄が人気です。

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そしてこちらは、ホームページをデザイン&作成してくれている中島さんの娘さん。可愛いですね〜。2歳です。90サイズを着てくれました。90サイズは、肩にボタンがついていますよ。

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そして甥っ子のまもるくんも、わたしの描いた傘のイラスト「あした晴れますように」を着てくれました。かわいいね〜。(笑)もうすぐ4歳になります。100サイズを着用。撮影では、なかなかいい表情をたくさん撮らせてくれました。まもるくんは、父の描いたハシゴのTシャツが実は着たかったんだって。

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こちらは、ハシゴのTシャツ。「ぼくも月をとりにいく」。
父のイラストの一部分をデザインしました。シンプルでおしゃれですね。

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こちらは、Tシャツが納品されたときの写真。
初めてのプリントTシャツだったので、ベースになるTシャツがオリジナルではないことや、サイズ展開のことや、販売する上でいろいろと考えるところが多かったので、数年かけての企画となりました。
Tシャツ本体は、やや厚みのある5.6オンスの既製品「United Athle」です。プリント屋さんへだんなはんと二人で出向き、サンプルTシャツをいろいろと触らせてもらいました。
子どものTシャツなので、まずはやや肉厚で何回洗濯しても、丈夫であること。首もとがよれにくいこと、プリントの種類も、発色がよくて染色堅牢度が高い、プリントが割れにくい、というプリントにしました。

子どもは成長がはやい。今年の夏着たら、来年の夏着れるかなあ。というくらいです。
母としてはTシャツに大人なみの価格はなんだかどうしても出せないなあ。というのもありました。なので、完全オリジナルではあの価格では出せないという理由もありました。
そしてサイズは、こんなかわいらしいTシャツを着てくれるのは小学校2年生くらいまでかな?という友人のお母さん方にも聞いて、90サイズ〜120サイズまでになりました。
ただ、販売してみると大人用がほしい!という声や、お子さんのサイズがもうない〜。と言われる声もあり、なかなか悩ましいサイズ展開でありました。

そんなわけでの、今回の企画になりました。
わたしとしては、父とこんなふうに仕事を一緒にするというのはとてもうれしいし、誇らしい気分です。

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今回のTシャツを購入くださった方には、父のキャラクターのオリジナルポストカードを1枚おまけしています。(柄はこちらでえらんでいます)

いま、長野や東京に住むわたしの姪っ子や甥っ子にもTシャツを着た写真を送ってね。とお願いしています。
そしてご購入された方の中にも、お子さんが今回のTシャツを着た写真をある日のハナシのシでも載せてもいいよ。と言ってくださる方がいましたら、ぜひ写真を送ってください。紹介させていただけたら、とてもうれしいな。と思います。

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そして子どもは、今日から夏休み!ながいながい夏休みです。
息子は、この傘のイラストのTシャツを気に入ってくれています。うれしいなあ。

関西は梅雨明けして、からっとしたよいお天気です。入道雲がもくもく。
たくさん遊んで、たくさん食べて、たくさん寝る。そんな子ども時代の思い出、たくさん作ってほしいなあ。と思います。

2017.06.196月

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ただいま、来年の春夏のデザイン真っ最中。やっとこさ、本腰が入ってきました。
なかなか糸口がみつからず、どうしたもんかなあ。とウロウロとしていました。
この時期は、自分のペースでものごとを考えたくなるので、ひとりになりに、近所に借りたアトリエ別室に行きます。
ちょうど去年から倉庫兼アトリエとしてアパートの一室を借りているのですが、だんだん馴染んできて、ひとりで創作したりデザイン考えたり、ブログのある日のハナシのシもここで書くことが多くなりました。
独身の頃を思い出します。
ひとりでミシンを踏んだり、絵を描いたり、そして創作に飽きたらDVDを観たり。そんな自分のペースになれる時間と場所があることに感謝です。

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このまえは、息子が来訪。わたしが仕事をしている間、宿題をやっていました。
そのあと、絵の具セットを見つけて絵も描いていたりなんかしました。「かか(お母さん)の仕事場いいなあ。」と言ってくれます。
わたしも子供の頃、母のアトリエで宿題をしたり絵を描いたり、そんなことを思い出します。
子供と一緒の空間にいて、でもそれぞれが別々のことをしているとき、ああ楽しいなあ。と感じます。

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から梅雨ですね。
水やりサボっていると、庭の草花がしおれてきてしまいます。でもなかなかこの水やりがしっかりやると30分から1時間近くかかるのですよね。朝か夕方のまだ涼しい時間帯にやらないといけないのですが、その時間帯はどちらも忙しい。雨よ、夜のうちにザザザ〜〜と降ってください。と雨乞いをしたくなります。

そんなうちの庭のアジサイ。アナベルですね。どんどこ花が。冬の間は、なんとも枯れ木のようだったのに。
うちの庭だけじゃなくて、道路やよそのおうちの庭にもアナベルはもりもり元気に咲いています。

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最近のアトリエナルセの近況は、モデルの高井さんが撮影や仕事でうちに来てくれることが多くなりました。
公式インスタグラムを始めたということもあり、リアルな日常着として写真を撮らせてもらっています。この日も全身アトリエナルセを着て出勤したところをパチリ。
高井さんは、読書室の「TOFUDIARY」も連載中。イラストレーターの仕事もしつつ、アトリエナルセではデザイナーの仕事もしてくれています。

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高井さんも使ってくれている、ヘリンボン柄のバッグ。
この時期、イエローかわいいですね〜。派手かなあ。と思いつつも、大人が使うと可愛い。

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まゆちゃんと2人で、近所をロケしながらの撮影風景。
撮影中、わたしはアトリエでパソコン仕事をしていて、二人の笑い声が遠くのほうで聞こえます。その笑い声が遠のいたり、近づいたり、今度はこの格好にしよう。と話しながら、楽しそうな女子会のノリで撮っています。
プロのカメラマンじゃないからこその、自然な表情の写真がたくさん撮れていて、わたしも見るのが楽しみです。
公式インスタは、写真はまゆちゃん(時にだんなはん)テキストはだんなはんというコンビ。
兄妹なので、ときどき兄妹喧嘩もします。そうなると、インスタの更新はちょっとお休みになったりもします。(笑)とはいえ、みんな仲良く楽しそうにやっています。
アトリエナルセ公式インスタ https://www.instagram.com/atelier_naruse/

むかしむかし、ひとりきりで創作してひとりで売ってひとりで撮影して、何もかもひとりでした。それはそれで楽しかったけれど、今は仲間がおるんだなあ。と思うと、頑張ってきてよかった。と思うのでした。

2017.06.06フォーマル、ふたたび。(3)

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少し間があいてしまいましたが、「フォーマル、ふたたび(3)」3回連載の最終回でございます。
その間にも、フォーマル服へのご注文やお問い合わせ、ぼちぼち、そして続々と届き始めました。
どうもありがとうございます。

来年にお子さんの卒入学を控えておられる方、まだまだ先だけど(3年後とか?)用意しておこうかしら。などなど、メッセージも楽しく拝読させていただいています。

さて、3回目はビーバーウールの、ノーカラージャケットから。
実はこのアイテム、フォーマル向けに作ったものではないんです。9月頃からスタートする秋冬ものの、1アイテムだったんですね。なので、カラー展開も今回先行受注販売をしているネイビーだけではないんです。キャメルもあります。
ではなぜ今回のフォーマルラインに急遽加えようかと思ったかと言いますと。

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ちょうど4月の上旬に息子の小学校の入学式がありました。
桜は満開の頃で、でもその時期のお天気は薄曇りで雨の日が多いのですよね。春雨というのでしょうか。毎年そうです。去年なんかは、小学校の入学式の日はザザぶりの雨だったのを思い出します。傘をさしながら、入学式に向かう親子の列を車から見かけたのを思い出します。
今年の息子の入学式は、ありがたいことになんとか雨は降らなかったけれど、やはり薄曇り。ちょっと寒いかなあ。と思って、だんなはんも息子も私も、インナーにはユニクロの極暖ヒートテックを着ていきました。準備万端です。

ところが、入学式が行われた体育館。久しぶりに学校の体育館に入って、懐かしいなあ。とノスタルジックな気持ちになっていたのも束の間。どんどん足元から冷えていき、唇は紫色になるくらい冷えました。あれ、子供の入学式でわたしが緊張してるのかな。とさえ思いました。あんなに冷えたのは久しぶりです。
周りを見ていると、皆さんも同じようにこわばった顔をしていらっしゃいます。スーツ姿でビシッと決まっていたお父さんもマフラーを巻き始める始末。
今時の学校は暖房が完備されているとの噂も聞いたことがありますが、息子が通う小学校の体育館には特に暖房らしきものはなく、1時間あまりの間、ただただ寒さに震えて、可愛い新一年生を見届けたのであります。思わず吐いてみた息、白かったですね。。
これはさむい地域なら、きっとなおさら!

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そんなわけで、今回急遽新作のジャケットの中から各フォーマルワンピースと相性のよいネイビー色のみ、フォーマルラインに加えたのでした。

きっと多くの小学校がそうではないかなと思いますが、入学式の後はそれぞれの教室に行って子供達が先生の話を聞く様子を、保護者も教室や廊下から眺めるんですね。教室の中にはすでに先についた親御さんがいます。寒さでトイレに行って遅くなってしまったわたしは、廊下から息子の姿を見守っていました。
教室には暖房がついていましたが(エアコンありましたね〜)廊下はもちろん寒かったです。天気の悪い日の入学式はあったかいアウター、あるといいな。と強くつよく思いました。

ちなみに、保育園や幼稚園の卒園式は、おそらく暖房のある場所で行われることが多いのではないかな思うので、こちらはそこまで気にしなくてもいいかもしれません。


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そんな、ノーカラージャケット。
カシミヤが30%配合されているビーバーウールで、上品な光沢があるノーカラージャケットです。
もしかすると、この形、少し懐かしい。と思われた方もおられるかもしれません。アトリエナルセの初期の頃に作った、丸襟のウールジャケットがあったのですが、そのデザインをアレンジしたものです。
とはいえ、パターンも一から引き直してもらい、細部のデザインは変わっていますが、フロントのデザインの可愛らしい印象は残しながら、もう少しだけ大人っぽく仕上げました。

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また、きちんとした仕立てだけれど、日常着としても着やすいデザインに、と思い、ボタンはころんとしたウッド調ボタンを並べたほか、比翼の「中布」や胸ポケットの「袋布」(いずれも覗かないと見れないけれど)は綿生地を採用したりしています。
全体の裏地にはキュプラを使用していますが、その他の見えない部分の裏地をコットンにするだけで、洋服の持つ空気感が変わるというか、より日常使いがしやすくなるんです。そんなクラフト的な要素がほんの少しただようようなジャケットに仕立てました。


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バックスタイルは、後ろ中心で切り替え、ベンツもついています。袖も2枚袖で袖口はボタンなしの開きみせなど、ジャケットならではの仕様にもしっかりとこだわっていますよ。

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そして、こちらが普段のスタイルの一例。ノーカラーなので襟があるインナーとも相性がいいですね。また、マフラーやストールなんかも巻きやすいです。

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ちなみに、商品ページには掲載していなかったのですが、クルミボタンワンピースの上から着るとこんな感じになりますよ。

それから、それから。こちらのノーカラージャケットは「10月上旬〜中旬頃」のお届けになります。
その他のフォーマルアイテムは「2018年1月中旬〜下旬頃」のお届け予定。
ですので、たとえばジャケットとフォーマルワンピースを一緒にご注文いただく際にも、納品時期は別々になってしまいます。そのため、ジャケットとワンピースをご注文いただく場合は、それぞれ個別にご注文の手続きをしていただく必要があるのです。この点、ちょっとややこしくて、ごめんなさい。
ジャケットはこの秋冬からのアウターとして活躍した後、フォーマルでも。そんな使い方をしてもらえたらいいな。と思います。

こちらも、ご注文受付は6/12(月)まで。
サイズの目安ですが、通常36サイズ〜38サイズを着用の方におすすめです。

ビーバーウールノーカラージャケットの商品ページはこちらから



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さてさて、さいごは前回好評だった「クルミボタンフォーマルワンピース」。
去年から何度も掲載させてもらい、先行受注後、2月の納品のタイミングにもお問い合わせをとても多くいただきました。あの時、欲しかった・・・!と思ってくださった方、ご用意できなくて申し訳なかったです。

わたしもこんな仕事をしているので、たまたま準備をすることができましたが、こんな仕事をしていなかったら、ギリギリまでフォーマル服どうしたらいいものやら。と思っていたことと思います。
なので、こんな早くからの先行受注のタイミングではどうしてもそこまで考えられないぞ。という方ももちろんいらっしゃるかと思います。
そんな場合、今回先行受注販売をしているフォーマルアイテムは、数は限定されてしまいますが、各取り扱い店さんでも扱っていただきます(※販売しないお店さんもあります)。もちろんアトリエナルセのオンラインショップでも数は多くはないと思いますが在庫を用意する予定ですので、そのときにぜひ!


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前回、フォーマルへの思いをつらつらと書いたある日のハナシのシにはびっくりするほど、たくさんのご感想をいただいて、ああ、わたしだけじゃあないんだな。としみじみ思いました。ある種の仲間意識さえ生まれたほどでした。
そんな思いがつまった、アトリエナルセのフォーマルラインの記念すべき1着目がクルミボタンのワンピース。

わたしが子供の保育園の卒園式と小学校の入学式に着たい!という極めて私的な理由からうまれたフォーマル服でした。
実際、卒園式ではネイビーを。入学式にはグレイのワンピースを。
どちらも悪目立ちせず、その場の空気に馴染んで着ることができていたと感じています。でも、わたしらしく、普段着ている洋服の延長線上にいる感じが、居心地がよかったです。
とはいえ、こういった場ではある種の変身願望も女性には少しあると思うので、そういった意味ではパンツスーツも試しに着てみたらよかったなあ。と今になって思うところもあります。

裏話としましたら、卒園式の朝も朝ごはんの支度をしたり、洗濯物を干したりと家事をする忙しい朝には変わりないので、フォーマル服は汚したくない。そんなわけで、ギリギリまでパジャマでおりました。卒園式に限っては、いつもよりも30分登園時間が遅かったので、ややのんびりして新聞読みながらコーヒーを優雅に飲んでいたんですね。

そんなわたしに、「あれ、まだそんな格好なん?あと15分くらいでいくで」だんなはんの一声。はっ!
洗濯物は途中、洗いものはなんか残ってる。もうあわててクルミボタンのワンピースを着ました、その時、このたくさんついたボタンにイラっとしたのはいうまでもありません。
なので、この服を着るときは余裕を持って着てくださいね。汚れたくなかったらエプロンを。。
私たちが家を出た後、出勤してきたまゆちゃんは、家の中がひっくり返ってて泥棒入った後みたいになってた。らしいです。
息子の小学校登校がのんびりなのは、この親にしてこの子あり。でございます。

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サイズの目安ですが、通常36〜38サイズを着用の方におすすめです。

前回のお問い合わせやご感想で少し気になったのが、袖丈とウエスト切り替えのサイズ感です。
まず、身長が150センチ前半の方だと、袖丈が少し長く感じる、というご感想をいただきました。
158センチのモデル(わたしですが)ですと、袖丈は手首から2センチほど長い袖丈に設定しています。身長167センチのモデルの高井さんでちょうど手首くらいの袖丈です。
肩幅はドロップしているので肩の位置は幅広い体型の方も馴染むようなデザインになっていますが、とても細くて華奢で身長が低い方はちょっと大きいなあ。と感じるかと思います。

また、ウエスト周りですがAラインではないため、着用時にウエストやヒップがやや引っかかる方がいらっしゃるかもな?と思います。ウエスト周りは90センチになり、ウエストの切り替えはちょうど腰骨あたりにくるのですが、ヒップや腰回りのサイズがちょっと心配かな、という方は商品ページに記載してあります各サイズなど、よくご確認いただければなと思います。

さてさてこちらも、ご注文受付は6/12(月)まで。
サイズなどでご心配なことなどありましたら、お気軽にアトリエナルセのメールフォームよりお問い合わせくださいね。

クルミボタンワンピースの商品ページはこちらから



ところで、さきほど、まゆちゃんとだんなはんがこんな写真も撮っていました。

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新作の方のフォーマルドレス。前の投稿でも書きましたが、ウエストでキュッとリボンを結ぶとこんな感じです。クラシックで素敵です。

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リボンの位置を脇に持ってくるのも、可愛いですね。
フォーマルワンピースドレスは、リボンのありなし、結び方、結ぶ位置で雰囲気をアレンジできます。よかったら参考にしてみてくださいね。

・・・・・・

さてさて、「フォーマル、ふたたび」。
3回に分けての連載にさせていただきました。読んでくださった方、どうもありがとうございました。

前回出したフォーマルライン、たくさんのご感想や写真付きでご報告いただいたり、私たちもほっこりとした気持ちでメールやお手紙を拝読しました。とても嬉しかったです。どうもありがとうございます。
お子さんの卒入学だけではなく、お宮参りや、七五三、そのほかにも大切な節目となる記念の日、また習い事での発表会や、ご友人やご家族の結婚式など、、みなさんのそれぞれの人生のハレの日の装いに着ていただけて、とても嬉しいです。
これからも大切に着ていただけるのだろうなあ。と思うと、ほんとうにありがたいなあ。という気持ちでいっぱいです。

そして今回ご注文くださった方は、到着まで楽しみにお待ちいただけたら幸いです。

さてさて。楽しい夏がやってきますね。小学校はもうすぐプール開きです。


2017.06.02フォーマル、ふたたび。(2)

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みなさん、連日こんにちは。
2018年フォーマルライン、「フォーマル、ふたたび」二回目でございます。
と、その前にひとつお知らせが。
インスタグラムをされている方は、ご存知かと思いますが、先週からアトリエナルセ公式アカウントのインスタグラムを作りました。いやはや、今までのわたしが主導となってやっていたインスタも、一応はオフィシャル的な立ち位置を兼ねてやってきたつもりなのですが、アトリエナルセを一緒に運営するだんなはん(社長)が、わたしのインスタを見て「さいきん、プライベートな写真多いのー」と言ったんですね。そしてわたしはこう言ったのですね。「これはわたしのインスタやからね!わたしが載せたいときに、載せたいものを、載せるのだからね!」と。かるい喧嘩を売ってみたのですね。
そうなると、お、こいつめんどうくさいモードに入ったな。と、だんなはんはたぶん思うわけです。デザイナーが嫁だと、こういうとき、結構めんどうくさいと思われます。

そんなわけで、前々からオフィシャルのインスタ、たぶんいるな。と、だんなはんもわたしも、思っていました。そこで、アシスタントでもあり義妹でもある、まゆちゃんとその兄であるだんなはん二人が中心になって、公式アカウントのインスタを始めることになりました。
アカウントは、こちら。https://www.instagram.com/atelier_naruse/

まゆちゃんは、32歳。アトリエナルセではまだまだ若手。30代だけど、若手。
インスタとか、WEARとか、SNS系には抵抗がなく、なんだかいろいろと新しいものに進んで興味を持っているかんじで、ハッシュタグのつけ方とか、効果とか、感覚的にわたしたちよりもわかっている様子。
だんなはんもわたしも、30代だけどアラフォーの30代です。やや40代。そしてやや時代に乗り遅れてきている感がありまして、インスタとかハッシュタグとか、そもそもSNSとか、わかってるようであんまりわかっていない。なにがSNSでなにがなんで。とか、そのへんボヤッとしています。さらに、自意識も強かったりするので、商品を素直に宣伝するのもちょっと抵抗あります。
でも、商品ページだけでは伝えられない商品の良さがあるのもわかっています。でも、いやみなく紹介する方法が自分たちではなんか難しいんだなあ〜。ということで、少し客観的な立ち位置の若手の30代前半のまゆちゃんの目線で、現在購入することができる商品たちの良さを少しずつ紹介していこう。ということになったのであります。

まゆちゃん、この1年、アトリエナルセのアシスタントとして、商品の検品、梱包を中心に実にていねいに仕事をしてきてくれました。丁寧に仕事をする。という姿勢はだんなはんととてもよく似ています。わたしなんかは、ちょっと大雑把なので、かなり検品の精度は上がり、出荷のダンボールや袋はピシッと角がきれいです。
そして、インスタでイメージを伝える仕事も任せることになり、実に活き活きと仕事をしています。コーディネイトを考えたり、だんなはんと写真を撮ったり、まだまだ試行錯誤ですが楽しそうにやっています。
そんなオフィシャルインスタ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ニュースとかの情報もわたしがやっていたインスタよりもかなり正確ですね。ははは

そして、わたしの今までのインスタは「デザイナー成瀬文子の気ままなインスタ」という立ち位置になり、わたしはこれまたますます肩に力が入らず、楽しくあげさせてもらっています。
ちなみに、わたしのインスタへ移動するインスタマークは、こちらの「ある日のハナシのシ」の右上につきました(ホームページ内にあるその他のインスターマークは公式アカウントのほうに移動します)。インスタは見るだけ。の方は、よかったらこちらから閲覧して見てくださいね。

デザイナー成瀬文子の気ままなインスタの、アカウントはこちら。https://www.instagram.com/atelier_naruse723/

と、前置きが長い。長いですね。
最近は活字離れがあるというのに、逆行しています。だれか、読んでくれていますでしょうか。
本題の2018年度「フォーマルライン、ふたたび(2)」についての記事を書かせていただきますね。いいですか。

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連載2回目は、ナチュラルリネンのパンツスーツです。

息子の保育園の卒園式、そして小学校の入学式とありましたが、パンツスーツのお母さん結構いました。かっこよくてきれいな感じのお母さんがパンツスーツでキリリっと決めていらっしゃいました。
普段、スカートやワンピースなどのふんわりとかわいい感じの方がパンツスーツ、というのもなんだかこういう時にはかっこよくていいですね。

フォーマルラインを作ったということもあって、わたしはいろんなお母さんの着ているものをチラチラと気にしつつ、式に参加していました。そして、なるほどなあ。と思ったことは、ワンピースやツーピースなどのスカート系のフォーマルは、生地がフォーマル素材であるほうがいいな。と思いましたが、パンツスーツはナチュラル素材で大丈夫!と思ったのでした。
この、大丈夫!はわたしの個人的な感想なので正確には、きちんとした場所にはやはり素材感は大事で、トロピカルウールやサテンなど、フォーマルらしい少し光沢のある素材感であること。が、定義になるとは思います。
ただ、上下共に同じ素材で着るセットの場合のパンツスーツは、それだけできちっと感がでるアイテムです。なので、フォーマル素材を使うと、リクルートスーツの印象になってしまうということもあります。
リクルートスーツよりも、少し華やかさと、おしゃれ感が欲しい。ということを考えると、意外にナチュラル素材が向いている。と思ったのでした。
前回の初めてのフォーマルでも、リネンジャケットを作りましたが、形がジャケットなので素材がリネンでもきちんとした印象で着ることができました。

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今回はテーラー型ではなく、クルーネックのボタンがたくさんのクロップドジャケットと、少し深めのタックが入ったテーパードパンツとのセットにしました。

ジャケットのパターン(型紙)は、アトリエナルセではコートやジャケットのパターンを引いてくださっている男性のパタンナーさん。ちょっぴりメンズライクでかっこいいものにしたかったのです。
袖のつけ方などは、やや前振り。ライダースジャケットのようなイメージも入っています。わかりにくいですが、これもそうした意図が全体的なイメージを作っているなあ。と思います。

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カラーはナチュラルフラックス(ベイジュ)と、チャコールの2色展開です。
素材は、染色職人さんの手によって仕上げられた少量生産で作られているやや中肉厚の平織りリネン。自然なシワや風合い、色ムラも多少ありますが、ハンドメイドな手触りがある希少な生地です。
あえてこの生地を選んだのは、きちっとしたデザインに柔らかさを出したかったからです。パンツスーツはそれだけでちょっとかっこいいので、もう少しだけ女性らしい優しさが、あるといいな。と思ったのですね。

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ボタンはウッド調ボタン。色移りは本物の"ウッド"ではないので、大丈夫です。

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こちらはパンツの前明き部分。略比翼になっています。パンツのボタンは、厚みがない平らなボタンです。
リネンと生成の綿裏地の組み合わせ、とても好きです。


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ジャケットの裏地も、キュプラではなく、パンツで使った綿100%の生成の生地です。袖の裏地だけ着用時に滑りがよくなって着やすいようにと、キュプラの裏地がついています。

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すこし、袖が前振りになっています。この写真だとわかりやすいですね。
フロントのポケットは、箱ポケットがついています。このあたりがなんだかメンズライクなデザイン。
センターの持ち出し角がすこしまるかったり、ボタン位置と持ち出しまでの間隔もデザインしています。(少しだけひろい)

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ナチュラルな素材を使用していますが、ジャケットの仕様はきちんとしたものにしたくて、腕の形に沿うように袖は2枚袖という仕様だったり、袖口の開きみせは飾りボタンでなく、ちゃんと明くようにしていたり、バックスタイルにはベンツをつけたり、丁寧な仕様の縫製方法をとっています。

できるだけ、フォーマルではない素材感を使うことによって、全体的な印象が柔らかく、優しく、かっこいいんだけど自然体でいられるようなパンツスーツにしました。

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そして、インナーに合わせるものでコーディネイトを楽しめるように。ストライプのシャツとか水玉のシャツとか似合いそうですよね。スカーフを巻いても素敵です。

ジャケットの前を開けて着ると、リラックスした印象にもなります。
お仕事をされている方は、オフィス着としても、良さそうですよね。
また子供の行事でいうと、参観日やら懇談会やら結構色々とありますが、そんな時にも使えそうです。

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合わせるアイテムをかなりカジュアルよりにしてみたら、普段着としても!

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丈感が短すぎずで、スカートとも相性良さそうです。(スカートと合わせた写真がなくてごめんなさい)

パンツは、今期の春夏でも出した少し深めのタックのテーパードパンツですが、こちらも素材がリネンなだけにきれいめな日常使いとして、それから仕事着としても活躍してくれそうです。

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こちらは今期の春夏のテーパードパンツですが、形はおんなじ。素材は平織りなのでもう少しだけ硬いイメージかな?ちなみにわたしは36サイズをはいています。このパンツに関しては、ヒップが大きめなのでペックトップパンツを38サイズではいてくださっている方も36サイズの方がジャスト感があるかな。と思います。ウエストサイズとヒップサイズをご確認くださいね。

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チャコールだとこんなイメージです。(こちらも今期のテーパードパンツですね)モデルの高井さんは、身長が167センチなので丈が長い38サイズをはいてもらっています。
テーパードパンツも、素材がリネンだとかっちりしすぎず、でもきちんとしたい時も使える。という印象を持っています。
今回の平織りリネンは、光沢感はさほどないので普段着としてもよりカジュアルな時でも出番が多そうですね。

今回のパンツスーツは、お子さんの卒入学にはもちろん、また普段着るアイテムの一つとしても。という両方の良さがあるものを作りたかったのです。
そしてパンツスーツとしてセットでのご注文もできますが、ジャケットだけ、やパンツだけ、での単品でのご注文もできます。
ジャケットはチャコールで、パンツはナチュラルフラックス。とカラーを変えてのご注文も可能です。

こちらも、ご注文受付は6/12(月)まで。そして納品は1月中旬頃になります。
サイズなどの詳細は、下記の商品ページよりご確認ください。
ちなみに、ジャケットのほうは通常36サイズ〜38サイズを着用の方におすすめです。
パンツは、ウエストサイズとヒップのサイズ感を確認してくださいね。ヒップと太もも(渡り幅)がゆったりしたデザインなので36サイズでも、普段38サイズを履いている方がジャストサイズですっきりと履けるかな。と思います。

ナチュラルリネンクロップドジャケットの商品ページはこちら
ナチュラルリネンテーパードパンツの商品ページはこちらから


そして、次回「フォーマル、ふたたび(3)」はウールのジャケット(ネイビー)と、前回も出したクルミボタンのワンピースについて語らせてもらいます〜。