もっと服のハナシ番外編「お父さん(画家:成瀬政博)が作った本」 | atelier naruse

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もっと服のハナシ

2025.06.11

もっと服のハナシ番外編「お父さん(画家:成瀬政博)が作った本」

みなさま、こんにちは。
きょうは、「もっと服のハナシ番外編」。
服のハナシではありません。もっと本のハナシ。

実は、アトリエナルセのオフィシャルオンラインストア「the an」の中であたらしいコンテンツとして、動画コンテンツをつくりました。

今回は紹介したいものがある。それは、父がつくった本である!というつよい思いがあって、とりあえず撮ってみよう!という見切り発車です。
どんなコンテンツになっていくのか、わかりません。笑

タイトルも「ボクラのチャンネル」なのか「the an’sセレクト」なのか、「the an’s channel」なのか、いやどれでもないんかい。とコンテンツのタイトルさえも、決まっていなかったりします。
そんな未完成な、これからなにかはじまりそうだな。というちょっとワクワクした感じを一緒に楽しんでもらえたらうれしいな。と思います。

そして、こちらの「もっと服のハナシ番外編-お父さんの作った本-」は、そんな動画の裏側だったり、そして動画の中で紹介している本のことを、またちょっと違う視点から、書いていこうとおもいます。

父とわたし

 

かんたんに父の紹介をしますと、わたしの父、成瀬政博(なるせまさひろ)、78歳。
画家をしています。

代表的な仕事に「週刊新潮」という週刊誌の表紙絵を30年近く連載。各地で個展や展覧会を開催したり、長野県安曇野に私設のギャラリー「画廊 Banana Moon-バナナムーン-」自身の絵の常設をする場として、また現代アートの画廊を、友人と運営しています。

そんな父がライフワークとして長年取り組んでいるのが、自費出版による本作り。
もう何十冊とあります。
長年、父のつくった本をみてきていましたが、なかなかいい本づくりをしていて、いつか
アトリエナルセのオンラインストアで父がつくった本を紹介できないかなあ。と思っていたのです。

そんな折、ちょうど父が大阪で展覧会を開催していて、ちょうど我が家に泊まりにくる。というので、いいタイミングだし、撮ってみるか!とそれこそ、まだなにも決まっていないまま、ホームページを制作してくれている中島恵雄さんに相談。
ムービー制作をしてもらうことになりました。


左から父、早川、中島さん

 

中島さん、アトリエナルセのこういう企画に「いいですね。おもしろそうですね。」といつも快く引き受けてくれるのです。

撮影は自宅の1階で。
カメラは4台!本格的!

和やかな雰囲気の中、撮影がスタート。

父のつくる本は、自分の作品集のほか、家族の作品をまとめたものもたくさんあります。
なかでも、ここ数年取り組んでいたのが、母の作品集。

うれしくて悲しくて 成瀬のりこ画集2

著者:成瀬のりこ
発行:画廊BANANAMOON
装画:成瀬のりこ
編集・装幀:成瀬政博
仕様:16cm×18cm 100ページ
発売日:2023年9月30日
価格:¥1,800(1,980 税込)

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去年の夏にアトリエナルセで「mottaina-モッタイナイー」という企画をしたのをおぼえてるでしょうか。
そこで、母の絵をプリントしたカットソーをアトリエナルセから販売したのです。
ちょうど父が母の絵の画集をつくったタイミングで、その画集の絵をセレクトしてプリントしたのでした。

na-s07082 cotton print cut&sewnー〜water~
size. 1 / 2
material. 100%cotton
price. 11,000yen(12,100 tax in)

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na-s07082 cotton print cut&sewnー〜cabin~
size. 1 / 2
material. 100%cotton
price. 11,000yen(12,100 tax in)

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母の作品とアトリエナルセの服はなんだか親和性が高いというか、合うのじゃないかなあーと思ったのですよね。

かんたんに母の紹介すると、母の成瀬憲子(のりこ)さんは、「お金を稼がないげいじゅつか」なのですが、我が家では「いちばんの天才げいじゅつか」とも思われていたりします。
芸術家、よりもげいじゅつか、のほうがしっくりくる。

作品の数は膨大、創ることが生きること。みたいな人でもあります。
若い頃は、個展や展覧会も定期的に開催していましたが、基本的には作ったものは自宅の屋根裏部屋にあるアトリエに置いていて、展覧会のためになにかをつくるとかではなく、ライフワークとして常に創作をしていらっしゃる。

いまでも、ときどきバナナムーンで母の展覧会も開催することもあって、母の作品の一部分をみてもらうことがあります。
そしてちょうど、そんな母の展示がバナナムーンで開催されます!グットタイミング!

● 6月13日〜7月13日
成瀬のり子展 ー 絵とファッション ー
開廊日 / 金・土・日 / 13:00〜17:00(入場無料)
画廊BananaMoon
長野県安曇野市穂高有明3613-32

※詳細はInstagramなどで確認してくださいね

父は、そんな母の膨大なる数の作品のセレクトをし、編集をし、母の作品集をつくっていきました。
成瀬のりこ画集3部作から、紹介。

その日その日 成瀬のりこ画集3

著者:成瀬のりこ
発行:画廊BANANAMOON
装画:成瀬のりこ
編集・装幀:成瀬政博
仕様:16cm×18cm 100ページ
発売日:2023年9月30日
価格:¥1,800(1,980 税込)

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母の作品をみていると、郷愁感があります。
絵に文章も添えられているのですけど、母が子供時代の田舎の風景や、その時代の価値観みたいなものを感じます。
そしてそれは、今はないようなもののように感じて、ふと寂しくて切ない気持ちになったりもします。でも、それを味わえたことがうれしかったなあ。と思わせるところがあります。
真面目な絵ではなくて、ある意味すごくアーティスティックにも見える絵なのに、添えられている文章を読んでその絵をみると、とても身近なものに感じるところがあります。

つん、とすましたものではなく、どこか温かみがあるのです。
そして、弱さも感じるのです。それが、みるひとを遠ざけないなあ。ともおもうのです。
それは、女性性であったり母性であったり、個人の性格であったり、いろいろあるかと思いますが、シンプルで単純なつよい女性像ではないところも、母の作品の魅力だなあ。と思います。

なつかしい景色 成瀬のりこ画集1

著者:成瀬のりこ
発行:画廊BANANAMOON
装画:成瀬のりこ
編集・装幀:成瀬政博
仕様:16cm×18cm 100ページ
発売日:2023年9月30日
価格:¥1,800(1,980 税込)

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さいごのあとがきから、すこし抜粋。

・・

若いときは画家になろうと思ってかいていたときもありましたが、こうして何十年も日記を書くみたいにかいてくると、かく癖と楽しさがそれをつづけさせてくれたのだなあ、と思います。
だからその日その日の暮らしがそうであるように、真面目な絵と落書きみたいのが、波のように浮いたり沈んだりしています。
表現の仕方もそのときそのときの気持ちなので、進歩したり深まったりはないのではないか、と思います。
十代にかいた絵もここには入っていますが、それも見分けがつかないほどです。
だから、何がかきたいのと聞かれても、とにかく毎度々々、こうしてかいてきましたと言うほかないのです。

「なつかしい景色」あとがきから

・・

あのころの絵

著者:成瀬のりこ
発行:画廊BANANAMOON
装画:成瀬のりこ
編集・装幀:成瀬政博
仕様:21cm×24.5cm 144ページ
発売日:2023年3月30日
価格:¥3,700(4,070 税込)

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こちらは、十代の頃の絵と、結婚出産を経て、子供の素描画を描いていた頃の作品集。
母の作品のカテゴリーの中でも、十代の頃から描いている自画像と、この子供の素描画はとてもいいなあ。と思います。
そして、アトリエナルセのお客さんにもとてもいいなあ。と思ってくれるのではないかと薦めやすい作品集のひとつです。
子育て期間の隙間時間に、いや、隙間ではなく同時並行で、描くことをあきらめなかった母に拍手をおくりたい。と思うのです。
そしてこの子供の素描画は、子育てのときにしか描けない作品でもあります。
わたしも何度か、母をまねてこの時期のこどもの可愛さを描いてみたい。残しておきたい。と思って試してみましたが、なかなかかんたんにはできないことでした。

子育ての傍らには、つねにスケッチブックが転がっていて、この瞬間!というときに、さささ〜とメモを残しておくみたいに、スケッチをする母。
次の瞬間には、子供がなにかをこぼしたり、こけたりするかもしれないのでじっくりと描くことはできないんだけど、子供のみせるかわいらしい瞬間瞬間の仕草を切り取った素描画は、なんともいえないみずみずしさがあって、とてもいいのです。
そして切り抜き方のセンスのよさ!
ひとりの女性としてすてきなことをしたなあ。と思うのです。そんな1冊です。

ムービーでは、もっと前につくられた手製本の素描画も紹介されています。
松本市にある「喫茶ガルガ」さんと一緒につくった手製本で、こちらは本のカバーや装丁なんかもガルガさんらしいクラフト感があって、とても素敵な本なのです。
こちらは残念ながら、手製本のため数量限定でつくられていて、すでに絶版になっています。
当時も母の素描画集は人気だったように思います。

空気頭

著者:成瀬政博
発行:画廊BANANAMOON
装画:成瀬政博
編集:成瀬政博
装幀:成瀬慧
仕様:19.4cm×23.8cm 105点収録
発売日:2025年5月3日
価格:¥3,700(4,070 税込)

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つぎに紹介するのは、父、成瀬政博の作品集。
母の作品集づくりが落ち着いてきたときに、父は自分の作品集もまたつくり始めました。
「週刊新潮」でみせるかわいらしい絵柄ではなく、いま描きたいものも描くのだ。という気概を感じる作品集です。
この「空気頭」という作品集は、最新作。
父は数年前から、100号(160cm×130cm)のおおきな絵をまいにち描くことをライフワークにしていて、「人生の中でいまが一番絵を描いている」というくらい、絵を描くのがたのしいのだそう。
ムービーの中でもそんな絵を描くときのことを話していますが、なんだか描いているうちにかたちができてくる。そんなふうに言っています。

父の画家としての感性が、描いているうちにどんどん膨らんでいき、なんだかなにも考えなくても描けるような軽さになり、たのしい気持ちで描いている喜びを感じるのです。
職業としての画家の前に、描くことをたのしむ画家でありたいのだろうなあ。と思うのです。

週刊新潮も、連載初期の頃は「空気頭」に掲載されているような世界観もときどき描いていたのですが、やはり週刊誌の表紙という特性上、求められるものがちがった場合、それを描くことができなくなってしまった。ということがありました。
連載がスタートして3年間くらいは、なにを描いていいのか、わからん。もう辞めようかな。と言っていた時期がありましたが、子供は育ち下がり。お金がとにかく必要な時期!だったので、家族でお父さんがんばって〜〜〜と辞めたがる父を引き留めたこともありました。笑
いつしか、そんな新潮の絵も、ネタに困ることなく描けるようになってきたらしく、数年のスランプ期間を経て、いまは、順調に連載をつづけています。

一方で、ほんとうは描きたい絵。というのを描ける時間もでてきたようで、夫婦ふたり暮らしになってからは、ますます精力的に絵を描いているようです。

ちなみに、この作品集の装幀はグラフィックデザイナーの成瀬慧(なるせけい)。
父の息子でもあり、わたしの弟でもあります。
弟は、いまや売れっ子のグラフィックデザイナー。映画の広告デザインを主にやっていて近年の代表作では、「戦場のメリークリスマス」の4k版のデザインなど、なかなかいい仕事をしているのです。今回の父の作品集でも、タイトル文字などかっこいい仕上がりになっていますよ。

ロヒサマセルナ | 成瀬政博画集

著者:成瀬政博
発行:画廊BANANAMOON
編集:成瀬政博
カバー写真:成瀬政博
オブジェ制作:成瀬憲子
装幀:成瀬政博
仕様:25.6cm×25cm 116ページ
発売日:2022年3月30日
価格:¥3,700(4,070 税込)

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ちょうどコロナ禍の中、父の自由な絵の創作が本格的にライフワークになってきたらしいのだけど、こちらの作品集が第一弾のもの。
タイトルの「ロヒサマセルナ」は週刊新潮で描いている絵とは真逆のような絵を描くのだ。という宣言のようにもみえるのです。
名前を変えることで、もっと自由になれるんじゃないか。と考える気持ちはよくわかるなあ。と思います。
でも、ほんとうは名前なんてどうだっていいのだ。自由に翔べるようになったら、名前は関係なくなってくるものなのだ。というのが、3年後に出した「空気頭」では、成瀬政博になっているのですよね。父らしいなあ。と思います。

コロナ禍から習慣付いた、じぶんの絵をまた取り戻すという思いもあったのだろうなあ、と思います。

ロヒサマセルナのあとがきから。

・・

この25年近く、絵かきとしてのぼくの表現は
「週刊新潮」の表紙の絵をかくことだった。
それはいうまでもなく、なるせまさひろの表現だ。
その表現を続けつつ、ぼくは
ロヒサマセルナの絵をかきだしたのだ。
自分でいうのもなんだけど、つぎつぎと噴火したみたいに絵が出てきたのだ。
1年半ほどの間に、100数十枚の絵が出てきたのだ。
こんなことははじめて経験することだった。
まるで、なるせまさひろで生きてきて、表現してきたことに反抗してるみたいに
なるせまさひろの下から、ロヒサマセルナが出てきたのだ。

・・

blur | 写真集

著者:成瀬政博
私家本:限定500部
編集・装幀:成瀬政博
翻訳:須崎智勇
仕様:21cm×26.5cm 136ページ
発売日:2018年1月22日
価格:¥3,500(3,850 税込)

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こちらの本は、コロナ禍前につくられた写真集です。
きっと週刊新潮の表紙絵を描きながらも、じぶんの中の芸術表現をいろいろと試してみたかったのかなあ。と思うのです。
輪郭のない白黒写真を、ちいさなデジタルカメラでよく撮っていたなあ。と思い出します。我が家にも、父のこのシリーズの写真を額装したものを飾っていますが、なかなかね、かっこいいのです。

それはちいさなL判の写真でみるよりも、おおきく引き伸ばしたほうがかっこよくて、そしてそれを本にしたくなったのだろうなあ。と思います。
思いついたら、やってみたくなってしまう。本作りの魅力に取り憑かれてしまっているのです。

お金もかかるし、本の世界では写真集や画集はほんとうに売るのがむずかしいジャンルです。
そして、本は制作費がかかるわりには、上代を高くすると、まるで売れなくなるジャンルでもあります。
でも、本をつくりたくなる、コレクションしたくなる気持ちはよくわかります。
父は、動画の中でこうも言っています。
本(作品集)をつくるために、絵を描いている。
わたしの夫の早川は、画家というものは、絵を描くその副産物として本(作品集)があるのでは。と本を主体にして創作する父の視点に驚いていました。

SOUND OF HEART | MAKIKO&AYAKO

著者:成瀬麻紀子・成瀬文子
装幀:成瀬政博
発行:安曇野絵本館
仕様:15.3cm×23cm 38ページ
発売日:2000年12月25日
価格:¥2,090(2,300 税込)

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さいごに紹介する本は、なんとわたしの姉とわたしの共著の詩画集。
2000年とあるので、わたしが21歳のとき、姉が26歳のときにつくった本なんです。
姉は統合失調症という病をに抱え、いまもその病気とともに暮らしています。
いまもふつうの日常生活を送るのは困難なことも多いのですが、当時は姉自身も一緒に暮らす家族も今みたいにひらけた情報も少ない中で、治療法を探ったりとたいへんな時期を過ごしていく中で、姉は心のうちを表現する方法として、水彩画を描きはじめました。

なんとも澄んでいて姉のきよらかな心の内側がみえるような絵なのでした。
その絵の個展を親しくしていた、今はもうなくなってしまったのだけど「安曇野絵本館」で展示をし、そのときの図録のような画集としてつくった本がこの詩画集です。
装幀も、洋書の絵本を扱う安曇野絵本館にあうようなイメージでつくったんだったかな。
安曇野絵本館は、2015年に閉館しましたが、わたしたち家族は、大阪から引越しをしてきた当初から館長の廣瀬さん夫婦にはとてもお世話になりました。

今でも絵本館のことを思い出すと流れていた音楽やにおい、空気感と一緒に廣瀬さんの声を思い出します。とてもすてきな場所だったなあ。
いまでも、素敵だなあと思う場所はありますが、絵本館ほどすてき。と思う場所ってなかなかないかもしれない。

わたしはこの本の中で詩をかいています。
ひさしぶりに読み返してみました。

言葉遊びしながら、視点を変えて詩を書くということや、べつべつの意味の単語をくっつけて、ない言葉をつくってみたりとそんな創作をたのしんでいました。
ページをめくったときのリズム感や、言葉からでてくる風景なんかを思い浮かべながら書いていたのを思い出します。
制作過程では、父に何度もダメ出しをされて、泣いたこともあったなあ。ということを覚えています。
このタイトルはわたしが考えたのだったか、父だったか、そのあたりは覚えていません。

この本にはまだエピソードとして、驚いたことがあって、こんな画像がでてきたことがあったのです!女優の新垣結衣ちゃんがこの本を持って写真にうつっている!
本っていうのは、しらないところでこんなことがあるから、すごいですね。

おもわずスクショして保存して持っていました。許可なく掲載したらおこられるかな。

EPSONのプリンターでつくった半手製の画集

父が、つくった本はまだまだたくさんあります。
そしておそらく実家の倉庫には売らずに眠っている本が、たくさんあることと思います。
時間があれば、またゆっくりと父と一緒に紹介していけたらいいなあ。と思いました。

「the an」のコンテンツ「BOOKS」にて、今回紹介した本は販売もすることになりましたが、父が運営しているバナナムーンのHPで通販もできます。
こちらもご利用くださいね。
画廊BananaMoon

さてさて、アトリエナルセのあたらしいコンテンツのムービー。
これから、どんなふうに発信していくのかたのしみにしてもらえたらうれしいです。

 

atelier naruse

成瀬文子

What’s ‘the an’ ?

the an(ジ・アン)は、bokura co.,ltd. | atelier naruse の公式オンラインストアです。

the(定冠詞)と an(不定冠詞)を組み合わせたショップネーム。
an は【atelier naruse = a(atelier)n(naruse)】でもあります。

ご注文いただきました商品は、
わたしたち atelier naruse のスタッフが
ひとつひとつ検品をし、梱包をしてお届けいたします。
到着まで、たのしみにお待ちいただけましたらさいわいです。

atelier naruse スタッフ一同より

◎ atelier naruse のブランド公式サイトは下記アドレスよりご覧ください
https://atelier-naruse.com