アトリエナルセのあったかいもの。 | atelier naruse

the an

ある日のハナシのシ

2024.11.26

アトリエナルセのあったかいもの。

みなさん、冬がやってきましたよ。
冷えてないですか?
アトリエナルセのデザイナーは、冷え症デザイナーです。
なんでも加齢によるホルモンバランスのせいにしてしまっていますが、42歳頃から自分の体調とうまくつきあっていくためには、冷えは大敵ということを学びまして、とにかく冷えないように気をつけています。
そんな冷え症のわたし自身の体験からつくりはじめた、アトリエナルセのあったかいものシリーズ。
インナーウールしかり、ペチパンしかり。
きょうは、長年つくっているあったか靴下たちのことを、書きたいとおもいます。

naya-le06 wool~apartment~warmers
col.beige / green / red
size. F
material. 毛95%ナイロン3%ポリウレタン2%
price. 2,600yen(2,860yen tax in)

まずは、4年前から毎シーズン作っているウォーマー!おもえば、冷えと向き合い始めた頃になりますね。
この花瓶みたいなへんてこなかたちのウォーマー。長年アトリエナルセの靴下をつくってくださっている靴下工場さんと一緒に開発した、アトリエナルセオリジナルのかたちなんです。特許はとってないけど、現在知る限りアトリエナルセだけのかたち。
2020年の秋冬シーズンからつくりはじめて、今年で5年目になるのかな。
ひと冬に1つずつデザインをあげているので、今年で5つ目のデザインになります。
過去のデザインは、よかったらアーカイブもみてみてください。

2020aw

2021aw

2022aw

2023aw

最初は、レッグウォーマーとしてつくっていたのだけど、数年前にイベントでスタッフ全員でアームウォーマーとして使ったら、これがとてもあたたかくてよかった。
それ以降、アームウォーマーとしてもレッグウォーマーとしてもどうぞ。という意味をこめて、「ウォーマー」という名称になりました。
このウォーマー、仕様自体がとてもかわいいかたち。つけ心地にこだわったら、自然とこんなかたちになった。というデザイン。
リブ部分はいわゆるリブ組成ではないのですね。着脱がしやすいように、裏にゴム糸を這わせている「リッチェル編み」を採用しています。やわらかな感覚で締め付けられない。着脱もかたくなくてストレスがない。

履き口は、フリル状のメロー仕様。これもかわいいですよね。
履き口といいましたけども、どっちが上でも下でもいいんです。上下がないんです。
上から履いても下から履いても履きやすい。
アームウォーマーとして使うときも、おなじく。

今年の柄は、「アパートメント」
どこかの国のちいさなアパートのちいさな窓の灯り。

足首をあたためる。

手首をあたためる。
指がでるからなにかと便利。
ウォーマーは、冬のプレゼントとしてもよくご注文いただくアイテム。じわじわと広がっていっているな。と感じる今日この頃です。

naya-70 wool~folk~warmer socks
col. beige / red / gray
size. 足サイズ22.5~24.5cm 丈(かかとまで)28cm
material. 毛90%ナイロン8%ポリウレタン2%

お次は、ウォーマーソックス。
ウォーマーが好きすぎて、ウォーマーみたいな靴下がほしい。とまたもや靴下工場さんにお願いして、作りました。ウォーマーに足先があったらいいのに。と、それはもう靴下なんですけど。と思うのですが、ウォーマーがほんとうにあったかいので、ウォーマーと同じ組成に、つま先をつけてください!と依頼してつくりました。
とてもかわいいのが、できました。(自画自賛!)
そしてもちろん、とてもあったかい。

ただウォーマーと違うところは、リブのところはリッチェル編みではなく、ほんとにリブ組成。
靴下を編む機械の特性上、リッチェル編みにすることはかなわず。ただ、フリルメローは採用。メローを配色にするかわいさも発見。ああ、めちゃくちゃかわいい。
そして、この冬早速わたしはよく履いているんですが、あったかい。ほんとうにあったかい。かわいくてあったかい。足首にあたるところはふかふかしています。

こんなふうにショートブーツにあわせて履くのが好み。

ウール!ウール!ウール!もこもことあったかいぞー

お洗濯は、ウォーマーもウォーマーソックスも、わたしはネットにいれてふつうの洗濯物と一緒に洗っています。
エマールなどの中性洗剤で洗うのがベストなんだけど、防縮ウールなのでさほど縮みません。でも摩擦があると毛玉ができやすくなってしまうのでネットは必須だと思います。
そして干すときは、すこし伸ばしてかたちを整えて干すとよいです。一度水洗いするとよりふんわりしてウールらしさが出てきます。

naya-67 wool~basket~knitting socks
col. brightgreen / brown / gray
size. 足サイズ22.5~24.5cm 丈(かかとまで)27cm
material. 毛95%ナイロン3%ポリウレタン2%
price. 3,000yen(3,300yen tax in)

お次は、アランソックス。
こちらも、アトリエナルセの冬の定番。冬になるとわたしはこればっかり。というくらい、毎日のように履くのがこちらのアランソックス。
ことしは、カゴバッグのような「バスケット編み」という編み地でつくりました。

カラーは、今回はちょっと渋めですね。若草色にグレイにブラウン。すべてメランジカラーでセレクト。渋くて、深みのある色合い。

アウトドアなコーディネイトにいいなあ。とセレクトしたカラー展開。今シーズンは、ちょっとメンズライク。

このアランソックスは、なにせとてもあったかい。
スタッフ内でも冬になるとこのソックスを履く率がかなり高くなります。お客さまからもこの靴下ばっかり履いています。という感想をいただくことも多い。ほんとうにあったかいのですよね。
このアランソックスを履き出してからは、冬用は靴を1サイズおおきいサイズを買うようになりました。わたし普段は24cmなんだけど冬用の靴は25cmを履いています。

アーカイブもあるので、こちらもぜひ→
キナリやパステルカラーのアランソックスも、着こなしのポイントにいいのです〜。

足元があったかいと、気持ちが安定するし落ち着くのです。
精神的にも、冷えると焦るし落ち着かない。足元からあっためるとなんとなく自信がでてきます。ふしぎなもので。

naya-68 cottonwool~winer morning~compression socks
col. beige / brown / gray
size. 足サイズ22.5~24.5cm 丈(かかとまで)36cm
material. 毛35綿35%%ナイロン25%ポリウレタン5%
price. 3,600yen(3,960yen tax in)

お次は、アトリエナルセオリジナルのコットンウールの着圧ソックス。
昨年からスタートした着圧ソックス。今年で2シーズン目になります。すでにリピート買いの方が多いこのソックス。前回は「ムーンダンス」というアトリエナルセのアイコン的なムーン柄でデビューしました。こちらも好評でした。ネイビーだけまだありますね。
着圧ソックスなんて履いたことないわ。という方も多いかと思いますが、これは履いてみるとハマりますよ〜
着圧なので、ふくらはぎに圧をかけることで血流を良くして身体の上に熱を上げる。という効能があるのですが、ふくらはぎは第二の心臓といいますが、ここが冷えていると身体中が冷えてしまうのですね。足がむくみやすい。という方にもいいですし、立ち仕事の方にも向いている。足がぽかぽかして軽くなります。
締め付けも、履くとぜんぜんだいじょうぶ。

足底の裏側はパイル状になっていて、ふかふかとしていてよりあったかい。どこが一番冷えるって足底だな。と思います。ここがあったかいと本当に冷えない。
ふくらはぎには、ほどよく圧がかかっていて、着脱のときはちょっときついのだけど、履いているうちにきゅっと締まって、とても気持ちがいいのです。

今回の柄は、「冬の朝」というオリジナルイラスト。
アトリエナルセでは、以前ハイソックスやハンカチをこの柄でつくったことがあります。個人的にとても気に入っている柄です。
とある外国の写真集で、こどもたちが冬の朝にスケートをしている写真をみて着想したイラストです。ペアになってすべる女の子、やんちゃで自分の技をみせたい男の子、ひとりですべる子、 フィギアスケートみたいに踊りながらすべる子。みんな鼻もほっぺたもまっかにしながらも、笑顔でたのしそうに湖ですべっている冬の朝の風景。

かわいいデザインの靴下をはきたい。でも、それがとてもあったかくてご機嫌になれるならこれほどいいことはないじゃないか〜と思います。

どのソックスも、洋服のニットでも採用されるようなウール糸を使用しているので、毛玉ができにくいのがうれしいところ。

アトリエナルセの靴下シリーズは、洋服のコーディネイトの一員としての靴下。というのを大事にしています。
毎シーズン産みの苦しみを味わいながらも、できたときはなによりまず自分がうれしい。欲しいものをつくっているので、そりゃあうれしい。
そして冷え症で悩むだれかが、おなじようにこんなの待ってたよー!と言って履いてくれるのがとてもうれしい。

子育てに仕事に介護に病気に、、と、お昼のTBSのジェーン・スーさんのラジオみたいになってくるけど、ほんとうに毎日、みんな忙しいですよね。
丁寧な生活をしたいけれども、まいにちの生活に追われているのできちんとできないことも多い。その時々の一番一番をとっていったら、振り返ったときにあれ?と思うこともある。精一杯やっているはずなのに、どうしてこんなことになっているのだー。と思うこともある。一生懸命やっていても、報われないことだってある。体調を崩してしまうことだってある。八方塞がりになることもある。
ラクして健康になりたい。無理せず我慢せず、元気でいたい。笑

そんな自分のために、そして同じように感じてくれるだれかのために、寄り添うようなあったかいものシリーズを作っていきたいなあ。と思っています。
楽しく生きていくためのひとつのささやかなお守りのようなアイテムになればいいなあ。と思っています。

nayt-12 cottonwool~yuruyuru~ribtights
col. green / gray / brown / black
size. 足サイズ22.5~24.5cm 丈(かかとまで)105cm
material. 綿60%毛20%ナイロン15%ポリウレタン5%
price. 6,000yen(6,600yen tax in)

最後に、忘れてはいけないこちらのコットンウールタイツ!
こちらは今シーズンで使用している糸が終了になります。このタイツもロングセラーでしたね。わたしももちろん持っていますが、古くならなくて、ずっと風合いが変わらないまま。色褪せもほぼありません。毛玉もつかない。靴下というよりも、ニットといってもいいのかもというくらい、良質なタイツなのですよね。
股上は長く、おなかまですっぽりとつつんでくれる。足首でゆるゆるとニュアンスをつくることができるタイツ。
柄のタイツも今までつくってきましたが、履き心地がいいのはやっぱり無地でリブ組成のタイツが履きやすい。天竺もいいけどリブのほうが厚みがでるのであったかいのですよね。

なんてことないんだけど、履き心地の良さはタイツは必須ですよね。
歩いているとずるずるとずれてきたりすると、もう履きたくなくなります。何年もつくっていくうちに、これだな。という丈感や素材や仕様にたどりついたパーフェクトなコットンウールタイツなのであります。

さてさて、長くなってしまいましたが「アトリエナルセのあったかいもの」。いかがでしたでしょうか。
みんなで足元からラクしてあったかくなりましょう〜。
そして、ちょっとでもいつもよりも元気でたのしい気持ちになれるように。

とにかく、冷えないこと!あったかくしてお過ごしくださいませ。
みなさま、ご自愛くださいませ〜。

 

 

 

 

 

 

atelier naruse

成瀬文子

What’s ‘the an’ ?

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the(定冠詞)と an(不定冠詞)を組み合わせたショップネーム。
an は【atelier naruse = a(atelier)n(naruse)】でもあります。

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